湘南|大船と辻堂(藤沢・茅ヶ崎)と平塚|3つ法律事務所がある弁護士法人代表某の「弁」

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「弁護士法人プロフェッション」代表某が時々弁ずるブログ|大船駅(鎌倉市)・辻堂駅(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚駅各3分|夜間休日相談あり

話題の標記書籍を読みました。示唆を得たのが以下3点。

1 訴状のファーストインプレッション

裁判官は(忙しいので)訴状を読んでとりあえず心証をとる。
訴状は,代理人の印象を決める。また,本格的に争われる訴訟は(心証を)最初に印象刷り込むのがよい。
弁護士は,複雑な訴訟物のときも要件事実を整理して書き分け,「よって書き」も正確に書くこと。

2 効果的な尋問

尋問は,事実認定の仕方にもつながるところ,裁判官は,この人はこういう動機があるからこうしたんだろうと,どちらかというと動機を中心に考える。
基本的な周辺情報は陳述書に書く。なお,「当事者の陳述書は全く証拠価値がない」とのこと。
尋問で,陳述書に書いていない動機や人間性がポロッと出ると,作為が介入しない生の情報として裁判官の心証に影響を与える。

3 必要とされる要件事実教育

実務家に必要な要件事実教育は,どんなに訴訟物や攻撃防御方法が複雑でも,正確に旧様式判決の「当事者の主張」欄が書けるレベル。それは大変な知的労力を伴い,ベテラン裁判官でも易々とはできない。
いまは,ロースクールも「さわり」だけ。司法試験も要件事実を勉強せずに合格できてしまう。司法研修所も上記教育をしていない。予備試験組は,要件事実教育を1回も受けずに実務家になっている。

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by ofuna-law | 2018-03-12 12:30 | 法律 論点 解釈

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