湘南|大船と辻堂(藤沢・茅ヶ崎)と平塚|3つ法律事務所がある弁護士法人代表の「弁」

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「弁護士法人プロフェッション」代表が時々弁ずるブログ|大船駅(鎌倉市)・辻堂駅(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚駅各3分|夜間休日相談あり

NHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」を見た。

日本で初めて認知症の早期診断を可能にした精神科医長谷川和夫先生(91)。
長谷川式スケール(HDS-R)を開発された。

NHKスペシャルには「自分の姿を見せることで、認知症とは何かを伝えたい」と出演されたという。

奥様と寄り添われる生活。
奥様がピアノで弾かれる「悲愴」を聞くお姿。
何度も出てくる、「日々少なくなる生きている上での『確かさ』」という発言。
娘さんの葛藤。
家族の負担。
ご本人が感じる強い孤独感。
かつて先輩医師に言われた「君が認知症になって初めて君の研究は完成する」という言葉。

何の涙か自分でも説明できない涙がうるうると終始止まらなかった。

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# by ofuna-law | 2020-01-16 21:27 | コラム

初冠雪が消え

令和元年の仕事納めの今日。

今年は公私なかなかの一年で、こういう年が毎年続けばと願います。
世間は災害等多い一年で、来年は平穏を願いたいです。

不惑を超え知命に近づき、人生は山あり谷あり、季節や天気のようと実感します。
普通が一番。

数日前、伊勢原の大山も初冠雪でしたが、だいぶ消えてしまいました。
暖冬の予報ですが、そうとも言えないのでは?と考えるのも年の功でしょうか。

遠くに見えるのが、消えかけた大山の初冠雪です。

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初冠雪が消え_c0060448_09591006.jpg

# by ofuna-law | 2019-12-26 08:48 | コラム
供述調書や契約書や公正証書を「巻く」といいます。
要するに、作成するということです。
長年、語源が疑問で、このたび漸く調べてみましたが、よくわかりません。

契約書を製本するときに背表紙にテープを巻くからという説は、供述調書は、ステープラーで綴じるだけ。公正証書も、やはりステープラーで綴じるだけ。
よって、この説は違うと思います。

供述調書のみについていえば、被疑者を煙に巻いて署名押印をさせてしまう(もちろん違法です)の「煙に巻く」が語源との説がありそうです。契約書ならば、例えば、立場が強い側が弱い側を煙に巻いて契約締結してしまうことはあり得なくもないでしょう(これも不適法で契約無効となりえます)。
しかし、少なくとも公証人の公正証書は、正確無比なので、煙に巻いて作成することはありません。
よって、この説もやや違うと思います。

テレビなどで、早く収録を終わらたいときに「巻きでお願いします」という業界用語があります。
要するに、時間内に迅速に切り上げるということですが、供述調書、契約調書、公正証書も、時間内に迅速にまとめ上げるという意味で、この用例に近い感覚はあります。
ただ、業界用語の巻くは、元々収録テープのからみで、時間がないとテープ残量との関係で収録しきれないから、テープを巻ける時間内に終わらせるという意味と聞いたことがあります。
もし収録テープの巻きが語源なら、供述調書等には当てはまらないことになります。

古来、こういった書面は、巻物で作成していました。
「手紙を巻く」という古語があって、今も「巻き手紙セット」というのが買えます。巻物で手紙を出せます。
巻物を使わなくなった現代にも、この使い方が残って、供述調書や契約書や公正証書は、「巻く」というのではないでしょうか。
調べた限りでも、この説が通説のようでした。

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# by ofuna-law | 2019-11-22 08:31 | 法律 論点 解釈
1 2007.8記事(大船法律事務所開設3年後)

取扱業務は広く法律問題一般です。
依頼には波があり、それにより主力業務数も変わります。
最近は以下のとおりです。
① クレサラ(債務整理、自己破産、個人再生)
② 交通事故
③ 損害賠償(傷害事件、不貞問題、名誉毀損、慰謝料請求等)
④ 民事(債権回収、不動産関係等)
⑤ 家事(離婚、相続、遺言、成年後見等)
⑥ 刑事(国選・私選弁護、少年事件)

専門化のため勉強しているのが、建築紛争、医療過誤、行政訴訟、租税訴訟。
顧問先募集中です。顧問契約では、日常的相談は顧問料に含まれ、他の案件に優先して顧問先の仕事をします。

2 2012.10記事(弁護士法人プロフェッションに法人化した当時)

依頼は想像以上に多種多様。「人の人生」という視点から書き直します。

まず、人は生まれます。生まれるには、親がいます。
親子関係、親同士、親戚同士の問題、身内の問題は数えきれません。

次に、人は成長していけば、また問題が生じえます。
学校生活の問題、例えば、いじめ。進学の問題、例えば、進学失敗による挫折が絡む暴力。
就職、職場の問題、セクハラ、最近多いのがパワハラ。それに解雇問題。人生を左右する大きな問題です。
生活していれば、借金もします。借金はクレサラ相談になります。
犯罪を起こしてしまったり、逆に、犯罪の被害者となったり。犯罪は、刑事事件や損害賠償事件となります。

人生の転機といえば、結婚でしょう。出会いの場面では、出会い系サイトの被害。婚活をめぐる問題。婚活相手がストーカーとなったりもします。
晴れて結婚。結婚式でプロカメラマンが画像を全部消してしまったという事案もありました。
結婚すれば、不倫、離婚の可能性もあります。統計上、結婚したカップルの4分の1が離婚。離婚は、法律問題を多数含みます。

ある人は、仕事面で、起業したり、組織内で経営者や経営陣となっていきます。商法、手形、保証。最近はコンプライアンス問題。企業間同士の契約上のトラブル、取引上のトラブル、債権回収。組織運営上のトラブル、労務問題。
最後には、倒産もありえます。

そして、人は少しずつ死に近づきます。病気なども生じます。認知症のご老人の財産管理は成年後見事件です。自分の財産はどうなるのでしょう。相続です。自分の財産を授けたい人がいれば、遺言を作成します。

これら全て取扱業務。

専門的分野は、建築トラブル、医療過誤です。
行政、税務訴訟は、5年前は勉強していましたが、需要がなく取り扱わなくなりました。
顧問契約は、もっと力を入れたいと思っています。

3 2014.1記事(法人化後,2013.1に従たる事務所の辻堂法律事務所開設1年後)

現在は業務を4分の1ずつに分けると説明しやすいです。すなわち、業務を4分したら
① 交通事故
② 離婚等男女問題
③ 相続
④ その他色々(クレサラ、不動産、契約、建築、労働、医療過誤、私選弁護)
となります。

以前は多かったクレサラの過払い請求は殆ど減りました。
弁護士特約の隆盛により交通事故事件の依頼が増加。離婚等男女問題は昔からコンスタントにあります。相続は高齢化の影響で漸増しています。

大船と辻堂では、一駅挟んだだけの距離ですが、お客様の年齢層が違うなど地域性の違いが、事務所をもう一つ設けて初めて分かりました。

4 2019.11現在(2014.6に従たる事務所の平塚八重咲町法律事務所開設5年後)

平塚にも事務所を設けて確信したのが、同じ湘南内でも、一駅ずつ挟んだ距離なのに、お客様の年齢層や案件内容に地域差があること。
そのため、事務所ごとの業務割合を書くと違いが出ますが、この記事では、3事務所全体すなわち法人の取扱業務を書きます。

法人全体では、上記3の「交通事故」「離婚等男女問題」「相続」「その他」がやはり4分の1ずつ。

このうち「相続」がより漸増しています。
「その他」の中では、15周年を迎え、3事務所となって弁護士も年々増えたことなどから、顧問先が増え、企業法務、使用者側労働問題、契約書チェック等が、開業当初に比べ格段に増加。
医療過誤も、現在、大きな医療事故被害者案件を数件取り扱い、訴訟まで至っている案件も数件と、専門分野のひとつになりました。
クレサラは、過払いはまずなく、任意整理も減り、一方、時効援用が増えています。現在クレサラの依頼といえば、自己破産と個人再生です。

法人として力を入れているのは、顧問契約、労働、医療過誤。力を入れはじめているのが、知財です。
個人的には、刑事事件及び少年事件に拘って取り組んでいます。

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# by ofuna-law | 2019-11-08 16:19 | 取扱業務

15周年

平成16(2004)年10月に独立し、大船法律事務所を開業しました。
この度、お陰様をもちまして、15周年を迎え、16年目に入りました。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

平成24(2012)年10月、法人化し、法人名は弁護士法人プロフェッションとしました。 
プロフェッションとは、人のために尽くす聖職という意味です。
平成9(1997)年4月に司法修習生になった初めに、教官から「法曹はプロフェッションたれ」と言われたときの初心を忘れないためです。

現在、総員14名(うち弁護士7名)、3事務所体制となり、大船法律事務所及び辻堂法律事務所に弁護士各2名、平塚八重咲町法律事務所に弁護士3名が所属しております。

個々及び組織の実力の向上が永遠の目標です。
今は、少しずつ弁護士を増やし、3事務所に弁護士各3名、具体的には、大船と辻堂も弁護士を3名ずつにすることを目指しています。
ただ、新人を育てながらの皆での成長にこだわりがあるため、少しずつとならざるを得ません。

15周年の間、順調なことばかりではありませんでした。 

お客様アンケートでは、開業当初、「上から目線」というご指摘に泣きました。元検事ゆえのスタイルやサービス精神のなさ、弁護士経験のない若さ(当時31歳)というものがあったと反省しております。

その後、それを直そうとして逆に、相談者及び依頼者側寄りになりすぎ、今から考えると、相手方、相手方弁護士、裁判所等の関係者に厳しく当たっていた時期があり、無理しすぎていたと反省しております。

急拡大は急降下を生むという言葉があります。
法人化して3事務所体制になった平成26年は、八方塞がりともいえる危機がありました。
このときは、所属弁護士や所員や周囲に本当に助けられて今があるので、そのご恩は一生忘れてはいけないと思っています。

今は「泰然自若」を旨に、これまでの経験を生かし、また向上心を持ち続け、初心を忘れず、感謝を忘れず、地道に、今やるべきことに最善を尽くしていきたいと思っております。

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# by ofuna-law | 2019-10-25 09:15 | これまでの事務所運営

「弁護士法人プロフェッション」代表が時々弁ずるブログ|大船駅(鎌倉市)・辻堂駅(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚駅各3分|夜間休日相談あり


by prof-law