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「弁護士法人プロフェッション」代表某が時々弁ずるブログ|大船駅(鎌倉市)・辻堂駅(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚駅各3分|夜間休日相談あり

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交通事故 経済的全損

少し形式の古い車が事故に遭って,損害が生じた場合で,修理費が140万円かかる,しかし,同程度の車を購入したら,80万円ですむ,というような場合,損害はどちらでしょうか。

被害者の立場に立ってみたら,これまで乗っていた車には愛着等がありますし,修理して乗りたいという気持ちから,修理費の140万円を損害として請求したいところでしょう。

しかし,法律的には,この場合を「経済的全損」と言って,経済的に見ると修理できないものと考えて,安いほうの,同程度の車を購入した額である80万円を損害と考えます。

損害賠償の趣旨の一つに,損害の公平な分担というものがあります。被害者は常に加害者にもなる可能性もあり,加害者は常に被害者にもなる可能性もあるから,損害は両者公平に分担するという考え方です。これを敷衍すると,社会通念上相当な損害を賠償するということになります。

経済的全損の場合,社会通念上相当な損害というのが,高い修理費ではなく,安い購入費になるのです。

納得できない!という気持ちは分かりますが,法的には認められない主張なので,弁護が難しいです。
by ofuna-law | 2014-10-10 08:30 | ・交通事故

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