NHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」
日本で初めて認知症の早期診断を可能にした精神科医長谷川和夫先生(91)。
長谷川式スケール(HDS-R)を開発された。
NHKスペシャルには「自分の姿を見せることで、認知症とは何かを伝えたい」と出演されたという。
奥様と寄り添われる生活。
奥様がピアノで弾かれる「悲愴」を聞くお姿。
何度も出てくる、「日々少なくなる生きている上での『確かさ』」という発言。
娘さんの葛藤。
家族の負担。
ご本人が感じる強い孤独感。
かつて先輩医師に言われた「君が認知症になって初めて君の研究は完成する」という言葉。
何の涙か自分でも説明できない涙がうるうると終始止まらなかった。