環境依存文字らしくタイトルの文字化けが見受けられましたので、下部に画像を添付しました。
口へんに愛と書いて、噯(あつかい) と読みます。
中世では、紛争を調停することを、噯(あつかい) といったとのこと。
宮本昌孝著の「武者始め」という歴史小説で知りました。
この本は、戦国武将の初陣をテーマにしたもの。
冒頭の短編が、伊勢新九郎盛時(後の北条早雲)の「武者始め」。
駿河今川に仕える新九郎が、当主の戦死により勃発したお家騒動につき、噯(あつかい) をすることに。
噯(あつかい) をする者を、噯手(あつかいて)とか噯人(あつかいにん)といったとも。
問題は、世嗣ぎを、当主の子(幼児)とするか、それとも当主の亡兄の子(成年)とするか。
現代に引き直すと、交渉事ならば弁護士が、調停なら調停委員が、裁判なら裁判官が、それぞれ噯手ないし噯人とかつては呼ばれた立場だったということになります。
ブログランキングに参加しています記事が「いいね」の場合下記バナーのクリックご協力ください
