大船法律事務所 辻堂法律事務所 平塚八重咲町法律事務所の某弁護士の述懐

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湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ

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交渉でも証人尋問でも、こちらがどう言ったら(どう質問したら)、相手がどう言うか(どう答えるか)、それについて、こちらはどう言うか(どう質問するか)、それについては、という繰り返しを最後まで練りに練っておいて、自分がもって行きたい(引き出したい)発言へと追い込んでいくイメージをもち、常に先手を打って、先を先を読んで、将棋やチェスのイメージで進めます。

特に、証人尋問では、想定問答集を必ず作ります。

途中、答えが分岐することは勿論ありますので、出来る限り答えが分岐しないように、質問を工夫します。

それでも、答えが分岐しそうなときは、質問をクローズドクエスチョン(極端にいえば、イエスかノーかでしか答えられないような、答えの自由度がない質問)にして、もって行きたいほうへ答えるよう、質問を更に工夫します。

分岐が避けられないときは、分岐させるしかないので、ツリー状に答えが広がっていきますが、そこもふまえながら想定問答を作ります。

ですが、最終的には、 もって行きたい発言へ追い込むことを最優先にします。

勿論こちらに都合のいい方にもって行くことが最優先ですが、それができないときは、逆に相手の都合のいい方にあえてもって行くこともあります。

そのときは、大貧民でいう「革命」のようなかくし球の決定的証拠を突然出し、相手の都合のいい答えを根底から覆せないかを考えています。

最後まで暖めていたかくし球を出して、証人が崩れ去るときは、背筋 がゾゾゾとします(笑)。

一回だけ、私の得意技でもあるかくし球を出したとき、相手方優勢という心証を持っていた裁判官の表情が一瞬にして変わり(こちらの主張が実は正しかったという心証に引っくり返ったため)、急に激怒し、「そんな決定的証拠を持ってるなら、もっと早く出しなさい!」と、叱られたことがあります(笑)。

そのあと、別事件でその裁判官にあたるたびに、「お分かりかと思いますが、お手持ちの証拠は、先に早く提出してください」と常々言われるようになりました(苦笑)。
by ofuna-law | 2013-04-15 11:22 | スタンス

最近好きな言葉たち

1 千里の道も一歩から。~格言

2 子曰、徳不孤、必有鄰。(子曰わく、徳は孤(こ)ならず。必らず隣あり。)~孔子

3 やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。~山本五十六

4 真は地より生え、義は天より見下ろせり。~出典不明

5 前進できぬ駒はない。~中原誠

6 適正かつ妥当な事実認定をしたいということは、我々実務家の永遠の願望であり、終生の目標である。~司法研修所編「供述心理」

7 ストライクをとるにはセンターピンを倒さなければならない。だから、まずはセンターピンを探せ。~井口雅博

8 世に生を得るは事をなすにあり。~坂本龍馬
by ofuna-law | 2013-04-14 08:03 | 今の関心事

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