大船法律事務所 辻堂法律事務所 平塚八重咲町法律事務所の某弁護士の述懐

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湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ

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頭脳労働

最近,遅まきながら,自分が頭脳労働者であることを再認識してます。

例えば,法律相談をする際,相談者から,丁寧に話を聞きます。このとき,失礼があってはいけないため質問の仕方を工夫するほか,相談者の発言をしっかり理解し,整理しないといけません。そして,記録のため,手書きで要領よくしかも具体的にメモをします。これだけで既に頭はフル回転です。

そして,法律相談の特徴は,普通の恋愛相談等の相談とは異なり,法的な解決方法や法的な帰結等,要は,しっかりとした回答をしなければいけないことです。話を聞いて「はいそうですか。大変ですね」では済みません。このとき,既存の知識の記憶を喚起し,記憶では足りなければ条文や文献や判例を参照しながら,当該法律相談に対する自分なりに,しかし,一般に通用するような法的解釈を行い,結論を出して,しかも法律相談の時間内に,明確に回答しないといけません。このときにも頭はフル回転です。

ほかには,例えば,起案のときです。文章を紡ぐにあたり,一言一句表現に気をつけ,文章として,法的に整理し,論理一貫し,しかも,相手方の主張を排斥しながら自説を展開し,最終的には,判決を下す裁判官を説得する文章を起案します。文章を紡ぐなかで,度々疑問が生じたり,法解釈として正しいのかとか不安になったりしますが,そうした場合は,その都度,判例や文献を調査して,説得的な自説として取り込み,矛盾なく展開します。非常に頭が疲れます。

特に,私は,一度考え出すと,自分なりに納得するまで答えを追い求めるタイプなので(弁護士はみなそうだと思いますが),集中してしまい,あっというまに時間が経過します。起案も,あんまり少しずつ書きためるということができず,書き始めると一気に集中して起案します。適宜休憩すればいいのかもしれませんが,なかなかできず,集中時間が数時間かかることが普通です。

こんな感じですので,最近,仕事が終わると(仕事の途中でも),脳みそがちぎれるような,かつ,締め付けられるような,疲れた状態になり,すごく頭が疲労します。肉体労働ではないので,体は元気なのですが,頭だけひどく疲れ,ぐったりとなります。そんなことから,最近,つくづく頭脳労働者だなと再認識しました。

頭の疲れに対する対策としては,法律相談や起案の後,他の法律相談や起案を連続していれないようにはしています。頭を使ったあとは,メールチェックをしたり,ブログを書いたり,事務作業をしたり,頭はあまり使わない仕事や,頭を使ったとしても,法律相談や起案で使う頭の部分とは違う部分の頭を使う仕事をするようにしています。

by ofuna-law | 2011-07-27 12:11 | 仕事術 仕事感

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