大船法律事務所 辻堂法律事務所 平塚八重咲町法律事務所の某弁護士の述懐

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湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ

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同期会

司法研修所同期(51期)で,実務修習地が長野で同じだった近しい検事が,このたび異動になるので,今日,送別会をします。
神奈川県に集まれる人だけ計3人でやります。
焼き肉を食べる予定です。
最近の検事の給料額等同期同士しか話せないことを聞いてみたいです。
弁護士は異動がないので,転勤が好きだった私としてはとてもうらやましく思います。


by ofuna-law | 2008-03-28 17:36 | 人脈 友人知人

法律の学び方

司法試験に合格したという経験と,それにプラスして,現在,行政法の勉強を隙間時間に少しですが進めているので,そこからの気づきをもとに,「法律の学び方」を書きたいと思います。

1 全体像(全体構造)を理解する

  ともすれば条文の森に埋もれて,その法律の全体像(全体構造)を見失ってしまうと,どつぼにはまって,理解がおぼつかなくなります。常に,何のための法律か,全体として何を規律している法律か,どうしてそういう制度・条文・概念があるのか,という全体像(全体構造)を意識して勉強することが大事です。
  では,どのように全体像(全体構造)の押さえるかというと,教科書の序文(はしがき)と目次がポイントです。序文(はしがき)には,簡潔にその法律の要諦が書いてあることが多いです。次に,目次は,体系立てて意図を持ってあえて目次となっているので,全体像(全体構造)を押さえることができます。

2 定義をこつこつと覚えていく

  法律の本を読むと,専門用語が沢山出てきます。それだけで法律が嫌になる気持ちもわかるのですが,専門用語の概念・定義をこつこつと押さえていくと,だんだんとその法律が分かってきます。教科書をよく読むと,定義部分をひろうことができるので,定義部分はカッコでくくるなり,線を引くなり,色鉛筆やマーカーでマーキングするなりし,その定義をこつこつと覚えていくことが理想です。
  いま私がやっている行政法の勉強だと,公法私法二分論だとか,規制行政・給付行政だとか,行政行為だとか,初めて知る専門用語がどんどんでてきます。それをひとつひとつ定義を覚えていき,読み進めていくうちにまた同じ専門用語がでてきたときに,定義を思い出せなかったら,前に戻って定義部分を確認して覚え直し,前と後ろを行ったり来たりしながら教科書を読んでいくのがオーソドックスなやり方だと思います。

3 条文・判例に飛ぶ

  教科書を読んでいると,条文の番号が引用されていたり,判例百選の事件番号が引用されていたりします。これは,著者からの「この条文を見よ」「この判例百選の事件をみよ」というメッセージです。流し読みのとき,全体をざっとみたいときは条文・判例にまで目を通してられませんが,熟読するときは必ず条文・判例に飛び,そこを読んで知識を深めていくべきです。
  なお,条文を引いたときは,必ず条文の頭に鉛筆で丸印かチェックを入れて,条文をひいたぞという痕跡を残しておくと,再度見たときに記憶が強化されるのでおすすめです。
  あと,教科書,条文,判例百選等を読むときは,色鉛筆かマーカーで色分けしましょう。例えば,定義は緑,理由・趣旨は黄色,問題提起はオレンジ,自説はピンク,反対説は青,判例は紫,キーワードは赤というように(この色分けは私の色分けです)。

4 司法試験の過去問を解く

  ただ教科書を読むだけでは,深く考える癖が身に付かないので,司法試験の過去問を解いてみて,自分の到達度や理解を確かめることも必要です。
  過去問は,問題文を読んで,まず自分の頭で10~15分程度自分なりの答えを考えた後,解説や解答例を読んで,自分の考えがどのように間違えていたか,考え方の筋道をチェックすることが理想です。
  極論してしまえば,教科書を読むより先に,過去問を解くのが先とも言えます。
  過去問を制するものは司法試験を制するとも言います。なぜそのような問題が出題されたのか,出題趣旨を探ることで,司法試験ひいては法律家(法曹)に求められる素養・知識・能力が何なのかが分かります。
  蛇足ですが,司法試験の問題は,ひねりが加えられていてその場で考えさせる良問ぞろいです。会社法100問という問題集があるのですが,そこには司法試験の問題と会計士試験の問題が厳選されて掲載されているのですが,司法試験の問題の方が単に知識を聞くだけではなくて,色々と考えさせる良問が多いことに気付きます。

5 講義を聴く

  例えば,本を読むのが好きで,自分で次々に教科書を読んでいく力のある人は,それでいいのですが,私のように,法律の教科書を普通に読んでも,頭にすっきり入ってこず,いつも教科書の最初の方のページばかりで止まっていて,先に進まないようなずぼらなタイプの人,それと,できる限り合理的に勉強がしたいという人は,大学や予備校の講義を聴くことがおすすめです。講義を聴くにあたり,予習と復習ができれば更にいっそう力がつきます。
  講義は,テープに録音し(あるいはテープを買って),2回聞くのがおすすめです。それは,記憶の定着の意味と,1回目と2回目では,聞いていてフォーカスされる部分が異なり,違う聞き方ができるので,意味があるのです。
  講師は,大学であれば教授がいいです(特に司法試験の試験委員の経験があるほうがのぞましい)し,予備校であれば,看板講師がいいのではないでしょうか。私の知っているのは古いかもしれませんが,伊藤塾の伊藤先生,高野先生,山本先生,Wセミナーの熊谷先生,小塚先生,新保先生,LECの柴田先生,岩崎先生,辰巳の加藤先生,貞友先生などは私でも知っている有名講師だと思います。


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by ofuna-law | 2008-03-19 08:14 | 司法試験 勉強

弁護士就活心得

新規弁護士が就職難らしい。
検事をやめてイソ弁になる際の苦労や,その後採用する側になったので,先輩として心得を少々

1 小さなつてでも掘り起こせ

  例えば,同じ高校,同じ大学,同じ地元など,ちょっとしたつて(縁)を掘り起こし,ごりごりと広げることができると,それができない人よりは,有利だと思います。
  私も,明治大学(の司法研究室)+神奈川県出身という縁で,先輩・友人弁護士を多数訪問し,そのつながりでイソ弁先が見つかりました。

2 公に募集していない事務所が実は募集している

  特に神奈川県では,「いい人がいたら採用する」が「特に募集はしていない」というスタンスの事務所が多い。
  そういうのは弁護士間で,例えば,「こんな人がいるんだけどどう?」という話が進展していく場合もあるので,沢山の弁護士と会い,いい印象を与えると,決まりやすくなるはずです。

3 最初は手紙で

  いきなりのメールは失礼です。最初は丁重な手紙でご挨拶し,手紙が到着したころを見計らって,初めて電話し,まずは事務所訪問できるように(会って弁護士の業界話を聞くだけでも十分)努力するのが大事。
  手紙には,なぜその事務所(弁護士)に雇ってもらいたいかを具体的に書けるかがポイントになります。

個人的には,即独はおすすめできません。
実務のスキルを学ぶのには一定期間の下積みが必要だし,ボスの大きい・難しい事件を手伝うことで学び,実力が飛躍的に向上すると思うからです。
  
by ofuna-law | 2008-03-18 17:17 | 司法試験 勉強
試験では,緊張に打ち勝って実力を出さないといけません。
そのためには,日頃の訓練が必要です。

模試を受けまくり,かつ,その模試を本番と思って本気でやる。
これは基本。

おすすめなのは,キッチンタイマーを使い,制限時間を決める方法です。
例えば,択一試験の問題を1問3分で解くと決め,キッチンタイマーをセットして3分内で問題を解く。
そうすると,問題を解いているうち2分くらいで,そろそろタイマーが鳴ってしまう・鳴る前に終わらせないと,というように,さも本番かのような緊張感が味わえ,よい訓練になります。
択一試験の問題に限らず,普段の勉強においても,5分間でこれを終わらせるとか,1時間で終わらせるとか,制限時間を決めて,キッチンタイマーをセットし,鳴る前に終わらせるよう努力することにより,毎日が訓練となります。

話は変わりますが,法律家になると法廷(特に反対尋問)は緊張するもの。
1年目の公判にデビュー時の緊張感は今でも忘れられません。
書面を読む手が震え,途中,想定外の流れとなり頭が真っ白になる瞬間もありました。
ただそれも毎回が訓練で,経験を積み今ではだいぶ平常心でやれるようになっています。

試験の緊張と,法律家になって法廷ほか様々な場面での緊張を比べると,後者が上です。
試験の緊張を乗り越えられないなら,法律家になってからの緊張は全体に乗り越えられません。
千里の道も一歩から。
まずは試験の緊張に打ち勝つ訓練に努めてください。

by ofuna-law | 2008-03-11 08:07 | 司法試験 勉強

法律相談の心得

法律相談は,突然何を聞かれるか分からないので,いつも緊張します。
先日も新人弁護士から,同じ不安等を相談されました。

そこで,現時点での私なりの法律相談の心得を記したいと思います。

第1に,聞かれたことについて,法律(条文)があるかないか。を考える。
あるなら,条文を引き,リーガルマインドを駆使して解釈し,一定の答えを出す。

第2に,法律(条文)がなければ,似たような条文がないか。を考える。
あるなら,似た条文をリーガルマインドを駆使して解釈し,一定の答えを出す。

第3に,条文や似たような条文がないときは,もっぱら条理(慣習,経験則,信義則,常識)で考える。
条文がない以上,様々な考え方ができることを示すことが答えとなる。

簡単ですが以上が私の心得です。

なお,いきなり突拍子もない内容の法律相談というのは,実はありそうでなかなかありません。そのことは安心材料になります。普通は,債務整理とか,離婚とか,相続とか,賃貸借のトラブルとか,慰謝料請求とか,交通事故とかで,主たる法律相談はこのようなものがほとんどです。

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by ofuna-law | 2008-03-10 12:01 | 仕事術 仕事感

採点雑感

受験生の答案を添削する機会をできるだけ持とうと思っています。
ともすれば時代遅れの指導法になってしまうことをおそれているからです。
問題の情報等だけでも最新版に更新していくように心がけています。
現実的には,週に10通程度は添削しています。

最近思うのは,全体的な受験生のレベルの低下です。
論点の論証が薄いです。浅薄といってもいいでしょう。
昔は書きすぎな答案が多かったのですが,最近は書かなさすぎの答案が多いです。
それと,問題提起の仕方の工夫が不十分です。
流れよく論点を提示するためにも,問題提起の仕方を少し工夫するだけで,かなり印象がよくなりますので,注意してほしいと思います。

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by ofuna-law | 2008-03-05 09:06 | 司法試験 勉強

インド一人旅

司法試験に合格した翌年(平成9年)の2月,自分を探しにインドへ行きました。
バックパック1つ背負った貧乏一人旅でした。
孤独と戦いながら,ほこりまみれのインド各地を放浪しました。
とにかく人のパワーと,隣り合わせの人の貧困を目の当たりにしました。
インドに行くと人生観が変わるといいますが,少しは成長したと思います。
最初は1か月間の予定だったのでしたが,途中日本が恋しくなり,20日ほどで帰国したのが,ちょっと弱かったですね。

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by ofuna-law | 2008-03-04 11:38 | プロフィール 

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