大船法律事務所 辻堂法律事務所 平塚八重咲町法律事務所の某弁護士の述懐

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湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ

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先週,通勤の電車で「小田急デパートに強盗が入ったらしいよ」という噂を耳にしました。
翌日の新聞に,「藤沢の小田急デパートで,深夜,2億円相当の宝石等が盗まれた。窃盗の容疑で捜査中。」という記事が書いてありました。

強盗と窃盗では全然違うなあと思ったのでしたが,普段同じように使われているのが現実です。その違いは何でしょうか?

窃盗の定義は,「占有者の意思に反し,財物の占有を排除し,自己または第三者の占有に移すこと」です。
これに対し,強盗の定義は,「暴行・脅迫により,相手方の反抗を抑圧し,その意思によらずに財物を自己または第三者の占有に移すこと」を言います。

共通点は,被害者の占有物を,自己または第三者の占有に移すことです。
根本的な違いは,その占有を移す態様の違いであり,強盗の場合は,暴行または脅迫により,相手の反抗を抑圧するのに対し,窃盗の場合は,そうではない点にあります。

例えば,万引きは,窃盗です。
銀行強盗は,窓口の銀行員に対し,「金を出せ」などと脅迫し,その意思を抑圧して,お金を奪取するので,強盗になります。

先の藤沢の小田急デパートの件は,深夜に,デパート内に侵入し,誰もいないなかで,宝石等を持ち去った事件であり,被害者の反抗を抑圧するような暴行・脅迫がなく,単に占有を自分達のもとに移したにすぎないため,窃盗になります。

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by ofuna-law | 2007-09-29 10:34 | 法律 論点 解釈

検察官時代の官舎事情

リクエストがあったので,検察官時代の官舎のことを書きたいと思います。

最初に名古屋で入った官舎は,昭和40年代築の3Kで,団地タイプの官舎でした。
はっきり言ってボロボロで,トイレは和式,風呂はガス釜でした。
家賃は2万円くらいだった記憶です。

次に山形で入った官舎は,昭和50年代築の3DKで,団地タイプの官舎でした。
ほどよく手入れされていて,トイレは洋式,風呂はガス釜でした。
家賃は3万円くらいだった記憶です。

最後に横浜で入った官舎は,平成14年ころ築の3LDKで,マンションタイプの官舎でした。
ものすごくきれいで,高級なハイセンスな官舎でした。
家賃は5万円くらいだった記憶です。

検察官の官舎は,法務省が管理するもの(いわば直営のもの)と財務省が管理するもの(他の省庁の公務員も入ります)があります。
法務省系の官舎は,たいていは古くて安いです。
財務省系の官舎は,新しいものが多いです。
ただ,私の場合,名古屋・山形・横浜いずれも財務省系だった記憶です。

家賃は市価の5割程度でしょうか。
官舎の家賃は基本的に全国単位で決まっているのに対し,市価は地方が安くて都心部は高いことから,地方だとあまり割安感を感じませんが,都心部だと割安感をとても感じます。
ちなみに,官舎に入れば住宅手当はもちろん出ません。

by ofuna-law | 2007-09-27 09:07 | 法律 論点 解釈
9月13日に,新司法試験の合格者が発表されました。

最終合格者は,1851人。
従前の予想よりは少なめでした。
弁護士の就職難や二回試験大量合格留保者の影響があるかもしれません。

法科大学院別のトップテンは次のとおりです。

01 東京大 178人 合格率(最終合格者/受験者)58.55%
02 慶応大 173人 63.84%
03 中央大 153人 52.40%
04 京都大 135人 63.98%
05 早稲田 115人 51.57%
06 明治大  80人 40.00%
07 立命館  62人 36.69%
08 一橋大  61人 63.54%
09 同志社  57人 35.40%
10 北海道  48人 48.98%

私の母校,明治大は,6位。人数・合格率的にはもうちょっと頑張ってほしかったです。
知っている学生が何人か合格し,ほっとしています。

今回合格できなかった人は,敗因を分析し,気持ちを整理してから,来年に向かって精一杯の努力をしてほしいと思います。
合格者から,1つでも,自分に足りないものを学ぶ姿勢が重要だと思います。

法科大学院の優劣がはっきりしてきたと思います。
やはり旧司法試験の伝統校が強いです。
東京にある法科大学院が他の地域よりも強いです。
OBが学生指導に熱心な法科大学院が強いです。
下位ローはできる限り敬遠したほうが無難だと思います。

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by ofuna-law | 2007-09-19 08:34 | 司法試験 勉強

備品の拡充

先日,キャビネット1台と本棚1台を購入し,備品を拡充しました。
これで,17坪の事務所の中に,キャビネット6台,本棚5台,デスク6台,パソコン6台,電話6台,FAX機1台に,相談室という設備になりました。

平成16年10月に事務所をオープンしたときは,キャビネットなし,本棚4台,デスク2台,パソコン2台,電話3台,FAX機1台に,相談室というスタートでした。

年々と備品が拡充され,現在に至ります。
備品が拡充されるたび,いつも嬉しいです。

開業時は,お金が少ないので,開業を計画している方がいましたら,最初から全部買わないで,徐々に拡充することをお勧めします。
拡充のたび楽しいというおまけ付きです。

キャビネットと本棚は,中古オフィス家具店で購入し,少しでもコストを下げました。
中古オフィス家具店の利用はお勧めです。

事務所のスペース的に,キャビネットはもう置けないと思います。
本棚なら,まだ2~3台置けそうです。
by ofuna-law | 2007-09-13 12:09 | これまでの事務所運営

反対尋問の危うさ

証人尋問は,交互尋問という方法で行われます。
交互尋問とは,先に証人サイドの弁護士が主尋問を行い,主尋問がすべて終了した後,証人に敵対するサイドの弁護士が反対尋問を行うというように,尋問者が交互に変わる尋問の方法を言います。

証人は,反対尋問を想定してリハーサルが行われているため,反対尋問で弾劾(証言の信用性を揺るがすこと)するには,かなり難しいです。

たとえば,主尋問で「なぜ」と思った証言があっても,反対尋問で「なぜ」という風に根拠を聞くと,それなりの根拠を証言することになるため,証言が固まって,信用性が高まってしまうようなことがあります。
それを逆算すると,主尋問で,「なぜ」と思った証言があっても,反対尋問で「なぜ」と聞くのは,特別の事情がない限り,やめた方がいいという経験則が生じるのです。

昨日,2人の敵性証人(相手方サイドの証人)の反対尋問をしました。
こちらも,あらかじめ,色々考えて,証言の信用性を揺るがすような質問を用意しました。
それと,主尋問を聞いて,崩せそうなポイントがあったら,それも突くように考えました。
それでも,反対尋問して逆効果になる危うさを感じました。
その危うさを感じながら,なんとか頑張って,結果的には,ほぼ満足いく反対尋問ができたと思います。

検察時代は,被告人に対する質問は,常に反対尋問になるので,色々工夫しました。
弁護士になり,民事事件の反対尋問をするようになりましたが,検察時代とは違った難しさがあります。
経験を踏み,自分が工夫していくことと,他の弁護士,特に相手方弁護士の反対尋問をよく観察して,技を盗み,スキルをあげていくのが常道のように思います。
昨日の反対尋問もいい経験になりました。

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by ofuna-law | 2007-09-11 08:29 | 法律 論点 解釈
少し前くらいから,「理想の弁護士(いい弁護士)」について,ブログに書いてみたい思っていました。
しかし,いろいろな角度からいろいろな分析ができ,いろいろな考え方ができるし,しかも,私自身現在進行形で弁護士をしており,発展途上な面などがあって,結局のところ,書き出せずにいました。
とりあえず,現時点で最低限これは,というところを今日は書いてみたいと思います。

1 秘密を守る,口が堅い弁護士
  とにかく弁護士は依頼者のプライベートな問題を扱いますから,秘密が守れない弁護士は最悪です。
  ブログでも気をつけていますが,私は普段も,事件の話は人には一切しないか,したとしても(ほとんどありませんが),話をものすごく抽象化・単純化して,絶対に特定できないようにして話をします。
  こと事件のことに関しては口は堅くが大原則です。

2 日々進化する弁護士
  進化が止まっていてはいけないと思います。弁護士として必要とされる知識は,日進月歩です。常にアンテナを張り巡らせて,新しい知識はどんどん勉強し吸収しなければなりません。また,弁護士は,日々の仕事が常に新たな経験であり,仕事をすることにより,経験値が上がり,進化します。いろいろな面で,進化を日々達成する必要があると思います。進化のスピードは早ければ早いほどよいです。失敗からも多くを学びます。大きな失敗は回避しなければなりませんが,小さな失敗は繰り返して,どんどん進化したいです。

3 信頼される,安心感のある弁護士
  常に依頼者から依頼を受ける立場になる弁護士は,一定の第三者的立場を維持しつつ,依頼者の利益確保を最優先に行動しなければなりません。それでこそ信頼・安心感のある弁護士であると思います。1~2で書いたように,口が堅かったり,日々進化していたり,そういうところからも,信頼や安心感が生まれるはずです。依頼者から,信頼されなくなること,不安に思われることは,弁護士としてはとても残念なことです。

4 結果を出す,腕のいい弁護士
  いい弁護士になるには,普通の弁護士よりも努力することが求められると思います。日々努力する。人一倍努力する。最善を尽くす。そして,結果を出す。私自身,まだまだ若輩ですが,勝つべき事件に勝ち,負けそうな事件も何とか勝ち,結果を出す,いい腕を持つ弁護士でありたいと思いますし,いい腕の弁護士になれるよう努力していきたいと思います。

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by ofuna-law | 2007-09-04 17:30 | 法律 論点 解釈

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