大船法律事務所 辻堂法律事務所 平塚八重咲町法律事務所の某弁護士の述懐

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湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ

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訴訟費用の確定の申立て

判決の主文は,原告勝訴の場合,例えば
1 被告は,原告に対し,○○円を支払え。
2 訴訟費用は被告の負担とする。
というように言い渡されます。

この場合,訴訟費用とは,印紙代や郵券代,当事者の日当等が含まれますが,具体的な金額が判決の主文では明示されず,実際のところ,「被告の負担とする」とされても,現実に被告に支払ってはもらわないのが,実務的です。

もし,勝訴したのだから,きっちり支払ってもらおうと思った場合は,訴訟費用の確定の申立てを行い,額を確定する必要があります(民訴法71条)。

この度,とある事件で,この申立てをすることになりました。
できることは分かっていても,これまで経験がありませんでした。
一度経験してみれば,論より証拠で,きっと今後役に立つはずと思います。

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by ofuna-law | 2007-05-23 08:20 | 法律 論点 解釈

普段の一日の仕事

普段どんな仕事しているか?って話をちょっと。たまに,「本日の業務」をアップしていますが,今日は,横断的にまとめてみようかと思います。

最近は早朝出勤が板に付いており,6時前に事務所に出勤します。そして,6~9時は,基本的に,デスクワークで,起案,つまり,書類作成中心の仕事をします。裁判書類(訴状,答弁書,準備書面,陳述書,報告書,上申書,弁論要旨等)が大半で,あと,お客様への報告文書,お手紙,FAX送信票などを起案します。

事務所の営業時間は9:30~17:30で,この間は,事務所にいるときは,来客対応が主。来客対応は,法律相談が大半で,その他打ち合わせや,事件終了の清算等があります。

事務所にいないときは,つまり外出中で,その9割方は裁判所で,残りは検察庁(記録閲覧)か警察署・拘置所(接見)か市区町村役場(法律相談)か電車にて移動中か,のいずれかですね。ちなみに,木曜日は,明治大学法科大学院の教育補助講師室で仕事をしています。事務所と外出との割合は,4:6程度でしょうか。外出がやや多いです。

17:30以降は,基本的に家に帰るようにしていますが,仕事の切れが悪いときや,仕事が溜まっているときは,残業します。帰宅するときは本当にさっさと定時には家に帰りますが,逆に,残業すると決めたら,中途半端にはしないで,午前0~2時ころまで,あえてがっつりやるようにしています。その代わり,定時帰宅がほとんどで,残業は週1,あって週2です。残業するときの内容というと,99%がデスクワークで,1%程度,たまにどうしても定時の間に対応ができないお客様の来客対応(といっても,午後8時までが限度ですが)があります。

それと外せないのが,電話ですね。

昼間はあちらこちらから電話がかかってきます。しかし,来客対応等の仕事をしているか,外出しているため,ほとんど直には出ませんし,反対に,かけません。事務員さんが3人いるので,電話受けと用件伺いは,事務員さんに任せて,弁護士という資格の持主が電話をするべき場合のみに限定して,電話を受けたり,かけたりするようにしています。具体的には,交渉,請求,意見といった本当に必要な場合だけです。
と言うのも,はっきり言って,電話は嫌いだからです(苦笑)。受けるときは,自分の時間がとられますし,かけるのは億劫なのです。だから,最低限と決めています。

以上が平日の仕事状況です。

休日出勤は,たまにします。しかし,基本的には,しないようにしています。休日はしっかりと休みたいからです。
休日出勤をした場合は,休日なので,落ち着いて,みっちりとデスクワークをします。
by ofuna-law | 2007-05-10 16:05 | 日々の事件簿

独立開業への道

弁護士などの士業は,独立開業ができる資格と言われています。

弁護士の場合,司法試験合格後,司法修習生となり,その後,弁護士登録して,弁護士になることになります。

弁護士登録していきなり独立するというのは,かなり稀なケースと言っていいでしょう。普通は,イソ弁(勤務弁護士。ボス弁に雇われて居候する弁護士なので,イソ弁と呼ばれる)になり,数年後に独立します。
しかし,いきなり独立して成功している弁護士も多いです。
特に,地方に多いです。
ただ,東京や横浜などの都市部では,いきなり独立はかなり難しいし,できるならイソ弁経験があった方がよいと私は思います。

それは,次の2点が大きな理由です。
1 競争に打ち勝つ地力がまだない
2 ノウハウが不足している
という2点です。

1 について
⑴ 例えば,弁護士過疎地域等であれば,競争が激しくない,または,競争がないため,いきなり独立しても大丈夫と言え,その他,例えば,都市部でも,これまでに社会人経験等があり,そのコネから仕事がある程度入る場合なども,大丈夫と言えるでしょう。
⑵ 数字的な目安を言うと,事務所開業資金として300~500万円,月売上40~50万円(事務所を借りて,事務員を1名雇ったと仮定)を捻出できれば,独立開業は成功するのではないでしょうか。
⑶ 私の場合が,当初,このくらいの計算でスタートしました。

2 について
⑴ 司法修習中に,弁護修習で,修習先の弁護士事務所から,一定のノウハウを受け継げるので,それを意識的に吸収することで,ノウハウの不足をカバーできるとも言えます。ただ,弁護修習の期間も短い(約2~3か月)ですから,意外と吸収できないものです。少なくとも1年,いや半年でもいいですから,弁護士事務所に就職し,独立を念頭に,ボス弁のノウハウを吸収することが最も無難だと私は思います。
⑵ 私の場合は,検事を4年間していましたが,その間,起案能力,事実認定能力,事情聴取能力,交渉力等のレベルアップはありましたが,いきなり弁護士として独立してやっていくノウハウはなく,1年間,関内の法律事務所で,イソ弁をし,ボス弁のお世話になりながら,ノウハウを吸収したのでした。
⑶ いま考えると,イソ弁の1年間で吸収したこと,逆に言えば,検事経験では弁護士として足りなかったことと言えば,まず,①各書面の書式及びその書き方,②弁護士報酬の相場感覚,③依頼者との関係の築き方,④その他弁護士としての経験,でしょうか。

①については,書面といえば,検事は,主に,検事調書,起訴状,不起訴裁定書,冒頭陳述,論告といった書面は作成しますが,民事事件の訴状,答弁書,準備書面,家事事件の調停申立書などは,作成することはないです。そして作成には慣れが必要です。
②については,検事には全く分かりません。いまは日弁連の報酬基準が撤廃され,自由化されましたが,やはり,ある程度の相場が分かってないと,報酬の請求もできません。
③については,私はいまも試行錯誤しながら苦心していますが,依頼者との関係をどのように保ち,築くかはとても大切なことで,私は,ボス弁や兄弁(事務所にいる先輩弁護士のことを言います)のやり方をまねすることから入りました。
④については,弁護士には,経験したことがある分野とそうでない分野があり,経験を積むことで,経験したことがある分野が広がっていき,得意分野もでてくるわけで,いきなり独立すると,ほとんどが経験したことがない分野でしょうから,弁護士本人自身も,また依頼者も,不安があると思うのです。

逆に,①~④もクリアできれば,ノウハウ面では,十分に独立可能になると思います。

発展事項として,営業・広告・マーケティングをどうするか,という次の課題がありますが,これについては,私も目下勉強中です。
by ofuna-law | 2007-05-08 07:57 | これまでの事務所運営

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