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大船法律事務所 辻堂法律事務所 平塚八重咲町法律事務所の某弁護士の述懐

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湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ

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訴えの交換的変更

訴えの交換的変更とは,もともとの請求(旧請求)を別途新しい請求(新請求)に交換することを言います。
ここで言う請求とは,いわゆる訴訟物を意味し,要は私法上の権利を言います。

その法的性質については,旧請求の取下げ及び新請求の新たな訴え提起,と解するのが判例・通説です。

実務的には,「訴えの変更申立書」を裁判所に提出します。
そこには,「原告は,次のとおり,訴えを交換的に変更する。」と記載し,変更する請求についての,請求の趣旨と請求原因を書きます。

先日,訴えの交換的変更をした案件がありました。
実は弁護士4年目にして初めての経験でした。
法的性質が,訴えの取下げと新訴提起だからといって,「訴えの取下書」と新訴の「訴状」を提出するわけではありませんので,ロースクール生の方,誤解しないように。
by ofuna-law | 2007-04-26 14:24 | 法律 論点 解釈

気になる問題

その1
 相続事件で,遺産分割協議が整わないため,相続分に基づく預金の分割払戻請求をしたところ,定額貯金は満期になるまで分割払戻ができない旨,相手方(郵政公社)から反論を受け,その旨の高裁判決もあり,ちょっと厳しい状況です。満期になったら払戻ができるのなら,二度手間なので,満期前でも払戻をしてほしいと,素朴に感じるのですが。

その2
 親の面倒をみている子供さん(相談者)が,親の面倒をみていない子供さん(相談者の兄弟)に対し,親の生活費を請求したいとのこと。子供は親の面倒をみる(扶養する)義務があるので,生活費の請求はできるはずなのですが,拒否されてしまうそうです。時間はかかりますが,手続的には,家庭裁判所で扶養に関する調停をして,調停で決まらなければ審判してもらうことになろうかと思います。

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by ofuna-law | 2007-04-25 13:53 | 法律 論点 解釈

動産の即時取得制度

民法では,権利の客体となる物(ぶつ)として,不動産と動産を区別しています。
不動産とは,土地(その定着物も含む)と建物を言います。
動産とは,不動産以外の物(ぶつ)です。例えば,パソコン,本,ペン,ジュース,自転車,印鑑,紙等々不動産を除くあらゆる物です。

その動産について,民法では,即時取得制度を採用しています(民法192条)。
動産の即時取得制度とは,簡潔に説明すると,動産の取引については,譲渡人が無権利者であっても,譲受人が善意無過失で譲渡人が権利者であると信頼した場合は,譲受人は有効に権利を取得する,という制度です。

例えば,AさんがBさんからパソコンを買ったとします。ところが,Bさんは,そのパソコンをある店から盗んでいたとします。そうすると,そのパソコンはそのお店の物であり,Bさんは無権利者です。この場合,原則は,無権利者から権利を譲り受けることはできませんから,Aさんはパソコンを自分の物とすることはできません。

しかしながら,Aさんが,Bさんが権利者であると善意無過失で信頼していた場合は,即時取得が成立し,例外的に,Aさんは,パソコンを有効に取得することになります。
このような動産の即時取得制度の趣旨は,動産の取引安全を図ることにあります。

なお,不動産には即時取得制度はありません。

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by ofuna-law | 2007-04-05 15:21 | 法律 論点 解釈

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