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大船法律事務所 辻堂法律事務所 平塚八重咲町法律事務所の某弁護士の述懐

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湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ

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差し支え

差し支え
名詞:(法曹業界用語)その時間帯のスケジュールが埋まっていること。

(具体例)
裁判官「次回期日は,12月○日午前11時でいかかですか」
被告側弁護士「お受けできます」
原告側弁護士「すみません。差し支えです。福岡出張が入っています」
裁判官「それでは,12月×日午前10時はいかかですか。
原告側弁護士「お受けできます」
被告側弁護士「差し支えです。午後なら空いているのですが」

というように繰り返され,期日が先へ先へと伸びるのが一般。
そのため裁判に時間がかかるという一面もあると思います。

なお,差し支えが少ないと,暇な弁護士と思われてしまう一面がある。
弁護士はプライドが高いので,こういうことを気にする。

あと,夏休み(休暇)にあたるときに,理由を述べず「差し支えです」という使い方をしたりする弁護士もいる。実は私もそうだったりする。
裁判官や相手方弁護士は仕事だと思っているのであるが,実は休暇だったりする。
これは表情からも察せられないようにする高等テクニックである。

   
by ofuna-law | 2005-11-30 09:12 | 法律 論点 解釈

離婚調停

離婚事件の依頼は結構多い。
女性側からの相談も多いし,男性側からの相談も多い。

まずは当事者間で協議離婚をしてもらうのだが,協議が整わないと,離婚調停を起こすことになる。
離婚調停は,自分で起こすことも可能だが,弁護士の弁護を依頼するケースも多い。
その場合,弁護士は,離婚調停申立書を作成し,離婚調停に同席する。

離婚調停は,3人の調停委員(審判官と男女1人ずつの調停委員)が,当事者から別々に話を聞いて,離婚に向けた話し合いをする。
片方から話を聞いている間は,片方は待合室で待っていて,交互に話をしていく。
調停の回数は,少ないもので1~2回,多くなると7~8回以上という場合もある。

調停の進み方はいろいろである。
あるケースでは,夫婦とも離婚には同意しており,母親が親権をとることにも同意していたが,養育費の額でもめた。なんとか少し要求額を下げて話がまとまり,調停が成立した。
またとあるケースでは,相手方が離婚に同意しないため,とりあえず当分の間別居をし,その間夫が妻に婚姻費用(生活費)を毎月支払うことで話がまとまり,そのような調停が成立した。
さらに別のケースでは,離婚に反対する相手方を少しずつ説得しながら,話し合いを進め,今度で調停が4回目になるケースもある。

離婚は既婚者ならば誰でも当事者になりうる法律問題だと思う。
by ofuna-law | 2005-11-17 19:39 | ・男女問題

改正

法律は「改正」されます。
改訂ではなく改正なので,「正しく」なっているんですよね。
逆に「改悪」と言われたりもします。

時刻表もダイヤ改正と「改正」を使いますよね。
でも,これなんて改訂と同じ意味ですよね。
改正と言うんだったら,正しく変わらなければならないと思います。

最近,憲法改正が議論になっています。
法律家は,できあがった法律を解釈して紛争を解決する専門家であり,改正にかかわるのは政治家であるのが原則ですが,憲法はとても抽象的な法律なので,法律家がこれまで果たしてきた役割(最高裁判所の判例)は大きく,これまでの解釈論を無にするような改正にはしてほしくないと思います。
by ofuna-law | 2005-11-02 17:47 | 法律 論点 解釈

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