大船法律事務所 辻堂法律事務所 平塚八重咲町法律事務所の某弁護士の述懐

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湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ

カテゴリ:司法試験 勉強( 36 )

元検事なのに実は刑事訴訟法の司法試験を受験をしていなかったりする(今とは試験制度が違ったため)。

でも司試後に刑訴も学び検事をやり,弁護士になったら細かな法律も学び続けます。

そんな経験をもとに書く「法律の学び方」です。

1 各法律の全体構造(体系)を理解する

法律には全体構造(体系)があります。
どんな目的で何をどのように規律しようとする法律なのかという,一貫したものです。

「目的と手段」という言葉がありますが,それでいうと,個々の条文は手段です。条文には,そもそもの目的(立法趣旨)があります。全体がその法律の目的で一貫しています。

そういう構造で全体が形成されていること,これが全体構造(体系)です。
全体構造を見失うと,膨大な条文の森を彷徨う状態に陥り,理解が及びません。

常に,全体として何を規律している法律か,どうしてそういう条文・概念・制度があるのか,という全体構造を意識した勉強が不可欠です。

ボーリングに例えた場合,センターピンを倒せば自然と他のピンも倒れます(逆にセンターピンを倒さずに一本ずつ倒していたらきりがない)。
法律も,全体構造を捉え,センターピンに当たるような要諦をまず倒せば,自然と細かい条文も倒れて,最終的に全体が理解できる構造になっています。

では,どのように全体構造をつかむかというと,まずは,基本書・教科書の「序文(はしがき)」と「目次」がポイントになります。

序文(はしがき)には,簡潔にその法律の要諦が書いてあることが多いです。
目次は,著者が,意図を持ってあえて体系立てて目次を作っています。

これらを地図のように確認しながら,本文を読み進めることで,全体構造を意識した勉強ができます。

2 定義をこつこつと覚える

基本書・教科書を読むと,専門用語が沢山出てきます。誰しもそれで嫌になりますが,その定義をこつこつと覚えて(押さえて)いくと,だんだんとその法律が分かってきます。

基本書・教科書からは,定義部分がひろえるので,そこをカッコでくくるなり,マーキングするなりし,その定義からこつこつと覚えていきます。

行政法の勉強に例えると,公法私法二分論だとか,規制行政・給付行政だとか,行政行為だとか,初めての専門用語がどんどんでてきます。
ひとつひとつその定義部分を特定し,覚えて,読み進めるうちにまた同じ用語がでてきたとき,定義を思い出せなかったら,前に戻って定義部分を確認して覚え直し,前と後ろを行ったり来たりしながら読み進めます。

なお,基本書・教科書の末尾にある「索引」は,これを活用して,定義を覚えているか確認するとよいです。

3 条文・判例に飛ぶ

基本書・教科書を読んでいると,条文の番号が引用されていたり,判例百選の事件番号が引用されています。

これは,著者からの「この条文を見よ」「この事件の判例百選を見よ」というメッセージです。

流し読みのときや,最後まで読み切るのが優先のときは,いちいち条文・判例に飛んでいられませんが,熟読のときは必ず条文・判例に飛び,そこを読んで知識を深めるべきです。

なお,六法で条文を引いたときは,必ず条文の頭に鉛筆で印を入れて,条文を引いた痕跡を残しておくべき。次引いたときに記憶が強化されます。

あと,教科書,条文,判例百選等を読むときは,色鉛筆やマーカーで色分けすると分かりやすいです。
例えば,定義は緑,理由・趣旨は黄色,問題提起はオレンジ,自説はピンク,反対説は青,判例は紫,キーワードは赤というように。自由に楽しく。

4 司法試験の過去問を解く

ただ教科書を読むだけでは,深く考える癖が身に付かなかったり,具体的なイメージができないので,司法試験の過去問を解き,自分の到達度や理解を確かめることも必要。いわゆるケースメソッドです。

過去問は,問題文を読み,頭で10~15分程度自分なりの答えを考えた後,解説や解答例を読んで,自分の考えがどのように間違えていたか,考え方の筋道をチェックします。

やり方として,教科書よりも先に過去問というのも,全然ありだと思います。

過去問を制するものは司法試験を制するという言葉もあります。
なぜそのような問題が出題されたのか,出題趣旨を探ることで,法律家に求められる素養・知識・能力が何なのかが見えてきます。

蛇足ですが,司法試験の問題は,単に知識を聞くだけではなく,「ひねり」が加えられていて,その場で色々と考えさせる良問ぞろいです。

5 講義を聴く

教科書を読んでも,頭にすっきり入ってこず,いつも教科書の最初の方のページで止まって先に進まないタイプや,耳から入るほうが早いタイプの人は,大学や予備校の講義がおすすめです。

講義を聴く際は,予習と復習により,理解を深め記憶を定着させます。

講義は,録音(あるいは音源を購入)し,少なくとも2回は聞くべき。
それは,記憶の定着の意味だけでなく,1回目と2回目では,耳でフォーカスする部分が違い,理解が深まるという意味があります。

講師は,大学であれば司法試験の試験委員の経験がある教授が望ましく,予備校であれば,迷わず看板講師がよいでしょう。
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by ofuna-law | 2017-07-20 09:49 | 司法試験 勉強
入学したばかりで,司法試験をはじめたい気持ちが強い人が多いのではないでしょうか。

その意欲はとても大切。ですが,老婆心ながら,1~2年くらいは大学生活を思い切り満喫するのがちょうどよいと思います。

なぜなら,合格に必要な勉強時間数は合計1万時間。達成には毎日8~12時間×3~4年が必要なので,予備試験にせよ法科大学院に進むにせよ,長期戦必至だからです。

また,司法試験の勉強を例えると,長距離の下りエスカレーターを一気にてっぺんまで駆け上がり切る如しです。ずっと走り続けないと上がれず,一旦止まると自動的に下がってしまう。

しかも,司法試験は本気になってからが勝負。これもよく出る話です。
本気で勉強しないと合格しない。やってるふりみたいな,お勉強ごっこの時間は,前述の合計1万時間には,一切算入しません。

要は,途中休めない本気の長期戦になるから,開始前に今やりたいことを思い切りするというのが肝要。

それと,失念しがちなのが,「今しかできないこと」の価値。
サークル活動や,アルバイト,趣味,交友関係,恋愛など,大学生の今しかできないこと,やりたいこと。その価値は,非常に大きい。
数年後には絶対にできなくなります。

そんな今しかできない経験が,勉強を開始したときに相互作用を生むことにつながりますし,ひいては,法曹になったときに,生きてきます。
特に弁護士はクライアントや人脈の幅が広いため,そういう経験がないと,頭でっかちのイメージばかりが強くなって,不利な場面も出かねません。

1~2年くらいは楽しむ。その後は,まさに別人になって,本気で勉強にすべてをかけて取り組むのが,お勧めです。
そういう経験がなく,先にはじめた人は,簡単に追い越せるものです。

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by ofuna-law | 2017-04-19 08:12 | 司法試験 勉強
司法試験に合格するための秘伝?法則みたいなことを一席(新司法試験に変わりましたが,あてはまると思います)。

1 よく「どれくらい勉強すればいいか?」と聞かれますが,これは,「トータル1万時間」といわれます。

1日10時間勉強で,年3650時間なので,3年弱で1万時間に到達。1日8時間ならそれよりも延び,他方,1日12時間なら早まります。質は非常に大切ですが,そもそも量の不足は問題です。

2 勉強に費やす「お金をケチるな」もいえます。

受験生は,お金がない。でも,ほしい教科書等や受けたい講座等があったら,ケチらずなんとかするべきだと思います。
受験勉強に必要な1年分の支出と,1年合格が遅くなって逃す弁護士1年分の収入とを比較するとわかりやすいと思います。
司法試験は,別名「資本試験」。長い目で見て,資本を投入することが大事です。

3 気持ちは「トップ合格」。

合格ラインぎりぎりでもいいと思っていた者として反省なのですが,このような意識だと,本番でちょっと失敗しただけで不合格になるリスクがあります。
気持ちが「トップ合格」だと,本番でちょっとくらい失敗しても,合格できる可能性が高いという「ゆとり」に繋がります。

また何より大きいのは,意識が高いと,普段の勉強にハリが出ると思います。スランプも「トップ合格を目指しているんだから,こんなことにくよくよしてられない」とはねのけられると思います。

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by ofuna-law | 2015-07-18 12:43 | 司法試験 勉強
今年の新司法試験の刑事系科目の添削を頼まれました。

全体的な感想として,確かに「あてはめ」でいかに事実を摘示するかも重要なのですが,その前提としての「規範定立」がおろそかになっているという印象を持ちました。

法律に書いてあるとおりに法律を解釈する文言解釈であれば,法律家でなくても一般人でも誰でもできるのです。
法律家(法曹)にとっては,法律に書いていないことや,文言解釈では微妙なところを,目的論的解釈という解釈手法を通じて「規範定立」ができることこそが真骨頂と言えます。
目的論的解釈というのは,法律・条文の趣旨(目的)に遡り,文言を拡張したり,限定したり,類推したりする解釈を言います。
司法試験では,その目的論的解釈がしっかりとできるということを答案の中に表現すべきであり,言葉を換えると,目的論的解釈ができそうな論点が出たら,しっかり目的論的解釈をしなければならないというのが暗黙のルールと言って過言ではありません。

たとえば,「この橋は豚は通ってはいけません」という法律があったとします。
これを単に文言解釈し,文言そのまま「豚は通ってはいけないのだ」と認識することは,法律家でなくても一般人でも誰でもできるのです。
では,牛は通っていいのか。という問題提起がなされたとします。このときに,法律・条文の趣旨(目的)に遡り,目的論的解釈を展開するのです。
すなわち,たとえば,この条文の趣旨(目的)は,豚は体重が重いので橋が重量制限を超えて壊れないために規定されたと仮定します。この場合,牛は豚よりもっと重量が重いのだから,牛もこの橋を通ってはならないというべきである。と解釈(これは類推解釈と言います)できることが法律家の腕の見せ所なのです。
もっと言えば,確かに「あてはめ」も重要なのですが,その前提の「規範定立」にあたり,目的論的解釈を示すことが司法試験では問われていると言っても過言ではないのです。

私が添削した答案では,せっかく目的論的解釈を示せる論点が出されていて,例えて言うと,目の前にニンジンがぶらさがっているのに,そのニンジンを取らず,目的論的解釈を展開できるのに展開できていない答案が散見され,とてももったいないと思いました。

司法試験の答案では,「目的論的解釈が示せる論点では必ず目的論的解釈をすること」が鉄則だと思ってください。
規範定立がおろそかのままで,あてはめ重視あてはめ重視と言われている現状はやや疑問です。
規範定立がしっかりできて初めてあてはめが活きてくると思います。

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by ofuna-law | 2009-06-09 22:07 | 司法試験 勉強

司法試験に落ちる夢

司法試験に落ちる夢を時々見ます。

合格した直後は頻繁に見ました。
いまでも年に数回見ます。
昨日も久しぶりに見ました。

見ていて嫌な夢で,とてもじりじりします。
合格前の不安定な自分,将来に不安を感じている自分に戻ります。
他方,深層心理では,自分は確か合格したはずなんだけど。「?」という矛盾を常に感じながら見る夢でもあります。

具体的な夢の内容は,合格発表を見に行くのですが,合格しているはずの自分の受験番号が掲示されていない。
その後,翌年の司法試験に向けて,勉強をする。
ただ,現実では合格後勉強をしていないため,夢の中でも準備不足で勉強に手間取り,翌年も合格できないのではないかととても心配になる。という夢です。

それだけ合格前に自分にプレッシャーがかかっていて,それが心に深く刻みついているのかもしれません。
あと,合格直後に頻繁に見たということは,それだけ自分でも合格が信じられなかったことだったのかなと思います。

最近では,自分を省みるいい機会となる夢と位置づけています。

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by ofuna-law | 2008-12-11 17:05 | 司法試験 勉強
添削を依頼されて,今回,今年の新司法試験の刑事法第1問を解いてみました。

良問ですね。さすが司法試験委員が練りに練って作っただけある。

はっきり言って,論点的には(刑法の解釈論としては)意外と簡単なものしかでていません。
しかし,事実認定(あてはめ)は,私のころの司法修習生レベルまで問うており,旧試験と比較すると,かなり難しいのではないかと。

ロースクールで事例研究(事実の分析)をどれだけ教育しているかが問われてますね。
少なくとも学部生には,論点は書けても,あてはめは難しいはず。
例えば,今回の問題では「強盗の機会」と認められるか,が論点のひとつなのですが,強盗の機会と認めるには,どのようなメルクマールを用いるべきかという立論が必要で,その立論をした上で,積極事情と消極事情を分けつつ,事実を摘示し,かつ,消極事情については,それがあるけれどもどのように考えて結論的に積極的に解するのかをフォローするところまで,あてはめで示さないといけないと思います。
同様のことが,同じように出題された論点である「共謀共同正犯と幇助犯の区別」や「抽象的事実の錯誤の構成要件の重なり合いの範囲」にも求められています。

抽象的規範にとどまらず「メルクマール」を挙げて,あてはめないと点が伸びないと思います。
ずらずらと,脈絡もなく事実を羅列しても,それはダメで,出題者が求めている「事実の摘示」にはならないと思います。

今は法務省から「出題の趣旨」が発表され(私のころはありませんでした),今回も発表されました。
それを読むと,とても詳細かつ丁寧に「出題の趣旨」が書かれているので,受験生の皆さんは,これを熟読して勉強に活かしてほしいと思います。
by ofuna-law | 2008-10-09 19:13 | 司法試験 勉強

学説の押さえ方

司法試験を勉強していると,論点(法律の解釈上の問題点)に対し,いろいろな学説が対立しているため,学説の迷路に迷い込んでしまい,それこそ彷徨える子羊になりかねないので,私が思うところを簡単に述べます。

まずは,論点の問題の所在をしっかりと押さえるべきです。「要するになぜ問題となるのか」を把握することなしに,学説ばかりを追いかけて,覚えようとしても,すぐに忘れてしまいます。
条文に明文がないので問題となるのか,条文相互が矛盾しているように見えるから問題になるのか,条文の文言が不明確だから問題になる,とか,論点により,問題の所在が異なるので,論点に応じて,なぜ問題となるのかを押さえるのが大大前提になります。

次に,その問題に対して,結論的に,肯定説(積極説)なのか否定説(消極説)なのか,まずは二者択一思考で結論を想定した上で,それぞれの結論をとった場合の,理由付けを自分の頭で考えてみてください。
理由付けは,2面的に考えるくせをつけましょう。
すなわち,例えば
   積極的理由と消極的理由(反対説への批判)
   実質的理由(趣旨からの理由付け)と形式的理由(文言解釈上の理由付け)
   結論の妥当性と法的安定性
   価値判断と法律構成
など,だいたいは2面的に考えるくせをつけると,覚えやすいですし,答案にしたときに説得力が出てきます。

肯定説と否定説の間には折衷説があり,実務はほとんどが折衷説なので,これまた複雑なのですが,肯定説を修正した折衷説なのか,否定説を修正した折衷説なのか,という視点も重要です。とりあえず修正前の両極端な説を前提にし,それを前提とすることなしに,いきなり折衷説を覚えようとしないほうが,簡明です。
例えば,憲法では,私人間効という論点では,間接適用説という折衷説が通説・判例だったりしますし,刑法では,因果関係という論点では,折衷的相当因果関係説が通説だったりします(さて,どちらの側の説の修正でしょうか?)。

なお,結論レベルでは,例えば,ある論点で肯定説(積極説)をとることは支配的な考え方である場合があり,もっぱら理論構成(法的構成)レベルでの争いがメインの論点もあります。このように結論(価値判断)レベルでの争いなのか,理論構成(法的構成)レベルでの争いなのかを区別する視点も大切です。こういう類型の論点の場合,一般論とまでは言えませんが,結論が同じなら,理論構成(法的構成)レベルでいろいろと言われていてもしょせん法技術論(理屈付け)の問題にすぎず,実務のレベルから見ると,些末な争いと言って過言ではない場合が多い傾向があるように思います。

あとは,判例・通説・有力説などの色分けです。
ただ,いろいろな説があることを覚えるだけではなく,それが判例なのか,通説はどれか,どれが判例・通説に反対する有力説なのか,という点を,講義や基本書等で区別(色分け)して押さえます。
基本的には,判例をベースに,判例を理論的・体系的に基礎付ける通説を選択することをお勧めします。なぜなら,そのほうが基本的に結論は妥当だし,覚えやすいし,答案にも書きやすいからです。
しかし,この論点は「このように解すべきだ」と信念のように感じる論点もあるので,その場合は,答案に書くときに,判例・通説をしっかりと提示し,批判し,自説を論じることが必要となるので,注意してください。

蛇足ですが,私は,刑法では,大谷実先生の学説に従っていたのですが,特に,違法性阻却事由の錯誤の論点で,故意説(判例ないし団藤・大塚説=通説)を批判して責任説を論ずるのを「鉄板」にして,その論点が答案練習会などで出題されたときは,がつりと得点を稼いでいたものでしたが,今となっては,その論証は書けません。しかしながら,団藤・大塚説は書けます。それは,問題の所在からシンプルに理由付けが位置づけられるからで,難しくないからです。そういう判例・通説ベースで書けるほうが,実務的にも役に立ちますし,覚えやすいし,答案にも書きやすいので,お勧めなのです。

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by ofuna-law | 2008-10-09 14:50 | 司法試験 勉強
受験生のころ,伊藤真先生が講義で薦めていて,当時読破したのですが,最近になって,もう一度読んでいる本があります。
    司馬遼太郎著「歳月」(上・下)
です。
明治政府の法整備をした江藤新平の伝記です。
まあ四の五の言わずに読んでみてください。
by ofuna-law | 2008-07-25 13:05 | 司法試験 勉強

弁護士就活心得

新規弁護士が就職難らしい。
検事をやめてイソ弁になる際の苦労や,その後採用する側になったので,先輩として心得を少々

1 小さなつてでも掘り起こせ

  例えば,同じ高校,同じ大学,同じ地元など,ちょっとしたつて(縁)を掘り起こし,ごりごりと広げることができると,それができない人よりは,有利だと思います。
  私も,明治大学(の司法研究室)+神奈川県出身という縁で,先輩・友人弁護士を多数訪問し,そのつながりでイソ弁先が見つかりました。

2 公に募集していない事務所が実は募集している

  特に神奈川県では,「いい人がいたら採用する」が「特に募集はしていない」というスタンスの事務所が多い。
  そういうのは弁護士間で,例えば,「こんな人がいるんだけどどう?」という話が進展していく場合もあるので,沢山の弁護士と会い,いい印象を与えると,決まりやすくなるはずです。

3 最初は手紙で

  いきなりのメールは失礼です。最初は丁重な手紙でご挨拶し,手紙が到着したころを見計らって,初めて電話し,まずは事務所訪問できるように(会って弁護士の業界話を聞くだけでも十分)努力するのが大事。
  手紙には,なぜその事務所(弁護士)に雇ってもらいたいかを具体的に書けるかがポイントになります。

個人的には,即独はおすすめできません。
実務のスキルを学ぶのには一定期間の下積みが必要だし,ボスの大きい・難しい事件を手伝うことで学び,実力が飛躍的に向上すると思うからです。
  
by ofuna-law | 2008-03-18 17:17 | 司法試験 勉強
試験では,緊張に打ち勝って実力を出さないといけません。
そのためには,日頃の訓練が必要です。

模試を受けまくり,かつ,その模試を本番と思って本気でやる。
これは基本。

おすすめなのは,キッチンタイマーを使い,制限時間を決める方法です。
例えば,択一試験の問題を1問3分で解くと決め,キッチンタイマーをセットして3分内で問題を解く。
そうすると,問題を解いているうち2分くらいで,そろそろタイマーが鳴ってしまう・鳴る前に終わらせないと,というように,さも本番かのような緊張感が味わえ,よい訓練になります。
択一試験の問題に限らず,普段の勉強においても,5分間でこれを終わらせるとか,1時間で終わらせるとか,制限時間を決めて,キッチンタイマーをセットし,鳴る前に終わらせるよう努力することにより,毎日が訓練となります。

話は変わりますが,法律家になると法廷(特に反対尋問)は緊張するもの。
1年目の公判にデビュー時の緊張感は今でも忘れられません。
書面を読む手が震え,途中,想定外の流れとなり頭が真っ白になる瞬間もありました。
ただそれも毎回が訓練で,経験を積み今ではだいぶ平常心でやれるようになっています。

試験の緊張と,法律家になって法廷ほか様々な場面での緊張を比べると,後者が上です。
試験の緊張を乗り越えられないなら,法律家になってからの緊張は全体に乗り越えられません。
千里の道も一歩から。
まずは試験の緊張に打ち勝つ訓練に努めてください。

by ofuna-law | 2008-03-11 08:07 | 司法試験 勉強

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