大船法律事務所 辻堂法律事務所 平塚八重咲町法律事務所の某弁護士の述懐

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湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ

カテゴリ:仕事術 仕事感( 15 )

2005年弁護士登録以来、愛用していたのは弁護士専用の「訟廷日誌」(しょうていにっし)。
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全国弁護士協同組合連合会が発行しており、組合員であれば、毎年、無償支給されます。
この訟廷日誌のオリジナルの罫線(スケジュールの欄)は少なめ。だから、使用当時は、罫線を自筆で加え枠を倍にしていました(紙の薄さもあって、使ううちに自筆の線に沿って裂け始め、頁が次第に横に短冊状になる欠点があった)。

2013年の手帳カバーブームを受け、訟廷日誌と併用していた小さめのシステム手帳の中身の一体化を図りました。
下記写真の左が併用していたシステム手帳。右が一体化のための手帳カバー。その中に訟廷日誌とシステム手帳の中身を挟んでいる状態を撮影。訟廷日誌のサイズに合う手帳カバーをつぶさに調べると、システム手帳と同じアシュフォード製にて、ジャストサイズの手帳カバー( ローファーRHDカバーA6 )を発見・購入。
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2014年に手帳ブームが到来し、これらの使用を2015年にやめ、コクヨの「ジブン手帳」に一新しました。

ジブン手帳は、使いやすく、翌年も購入・使用しました。
が、欠点は紙が薄いこと。手帳のペンはフリクションを使うのですが、紙の薄さのせいで、文字を消したときに紙の裏面の文字が消えてしまうのです(フリクションは、摩擦熱で透明になるインクであるため、文字が消えて見える仕組みを利用するペンだから)。

また、平塚八重咲町法律事務所は、日曜日~木曜日が営業のため、手帳は一週が日曜日始まりがほしい。ジブン手帳は、月曜日始まり。ゆえに、勤務上の都合に合わない。

結局、最近は、ナカバヤシの日曜日始まりの手帳(ロジカルダイアリーバーチカル A5)を使用。
約800円というリーズナブルな価格で、紙も厚く、使いやすいです。

これに、アシュフォードのA5の革製手帳カバーをつけて、外見的な高級感を出しています。

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by ofuna-law | 2017-03-14 08:00 | 仕事術 仕事感
過去の事件を調べて証拠を集める。関係者から話を聞く。裏をとる。結果、事実を文章にする。事件記者の仕事。

証拠裁判主義のもとでは、弁護士は、まず証拠ありきで動く。そして、証拠に基づき、事実を文章にする。ゆえに、事件記者の面を持つ。

小説家は、想像力を頼りに、物語を書く。人物を生き生きと動かして出来事を起こし、読み手の心を揺さぶる。

証拠だけでは物語は書けない。証拠だけでは書けない余白を弁護士は想像力で埋める。こうして、読み手である裁判官の心に訴えていく。ゆえに、小説家の面も持つ。

ただ、証拠と証拠が矛盾せぬよう細心の注意を払い、経験則や客観性を頼りとし、筋や座りを重視し、使う想像力は少しだけ、説得のためだけに、というのが、小説家と違う。大きな縛りのある中の小さな想像力にすぎない。

俳人は、5・7・5という限られた字数内で、季節感と五感を刺激する映像を描く。

同じ文章を書くとき、長ければいいというものではない。同じ意味なら短い文章がわかりやすい。だから、弁護士には、いかに短く、端的に書くかが求められる。また、無味乾燥になりがちな文章をそうでなくできたら伝わり方を鮮烈にできる。これが俳人の面だ。

これが、
事件記者+小説家+俳人=弁護士
という自説である。

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by ofuna-law | 2017-02-22 08:25 | 仕事術 仕事感
ペン型、そのペン軸が白色以外、できればマットなメタリック軸の修正テープ。やや譲って修正液。

とうに文具メーカーではボツっているか、あるいは、どこかが発売しているのか。

付記
聞きかじりですが、数年前からの百花繚乱の文具ブームは、リーマンショック後の企業の文具代節減が個人買い増加を生み、そうであると個人の趣味嗜好が色濃く反映されるからとのこと。

以下私見
景気回復で文具代節減が解かれているであろう最近、企業的には、例えば、ペンを選ぶにしても、百花繚乱すぎて選びにくいという贅沢な悩みがある状況ではないか。

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by ofuna-law | 2016-06-05 09:00 | 仕事術 仕事感
2005.6の記事では、弁護士の鞄はでかく、物が満載とし

1 その日の裁判記録(ファイル)が1~3冊
2 「訟廷日誌」という弁護士用手帳。それと,システム手帳(地図、ポストイット、メモやDOリストなどを書く)
3 「弁護士●●之印」と刻された弁護士の職印と携帯朱肉
4 県内警察署マップと弁護人選任届数通(当番弁護士要請対応のため)
5 印紙及び切手
6 計算機
7 筆記具とA4ルーズリーフ
8 本(移動や待ち時間に読むもの)
9 ノートパソコン(軽いのを買ったがやはり重い。メールチェック,ブログ更新、出先での起案のため)

という感じで、重さは5キロ程度。と記載してます。

「あれから10年以上・・・」

最近は、いかに鞄を軽くするかが課題。重さは半分以下に。
鞄自体、1泊の出張にも耐えられる大きさだったものが、今は小ぶりで薄いいわゆるブリーフケースへ。素材も軽く強いものになっています。

1 裁判の場合、ブリーフケースとは別に、トートバックに記録を入れ携帯。ゆえに、裁判がないときは、ブリーフケースのみ。
2 訟廷日誌は、サイズが小さすぎるので、2年前から中止。システム手帳も重い。だから、コクヨの「自分手帳」に統一。地図もあるし、表紙カバーにポストイット等や、上記5の印紙と切手も挟んでいます。
3 職印と朱肉は外せないので持参。
4 警察署の地図はスマホで対応。選任届は都度。
5 前述のとおり、自分手帳の表紙カバーへ。
6 スマホで対応。
7 筆記具は手帳用と合体(以前は、手帳用とルーズリーフ用とが別だった)。
8 スマホで対応。
9 スマホで対応。起案は、紙に手書きし、写メで送信、事務局にパソコン清書してもらうようになっています。

10年間のスマホの進化で、対応できるものは全てスマホになり、半分以下に軽量化できたと。

結局、いまの内容物は、自分手帳(ここにバンド式のペンケースを付帯し筆記具・印紙と切手)、職印と朱肉、スマホ、A4ルーズリーフ。
その他、いつからか、レターセットと絵はがき(たまに書いて出すことが多くなったので)。あとは、財布とスイカと名刺と弁護士バッチ(これらは、10年前も持っていたのだろうけど、当然だから省略したのでしょう)です。

そういえば、裁判の記録をどのように携帯するかにつき、弁護士界にトレンドがあります。

大きな鞄→キャリングケース→トートバック

取り回しのよさなら、伸縮自在の風呂敷なのですが、トレンドが来ていないので、使う勇気がありません。。。

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by ofuna-law | 2015-07-13 07:37 | 仕事術 仕事感
対価的均衡とは、法律用語で、例えば、売買契約(双務契約)で、缶コーヒーと代金130円という(対価、いわゆるバーターが)均衡しているという意味。

平塚事務所は日曜日営業。その代わりに金土定休。なお、土曜日は普通休日だから、定休の点の問題は金曜日のことになります。

続けてきて、日曜日営業の点のお客様メリットは確かに大きい様子。

では、弁護士的にはというと。。。
。。。これは、個人的な気分の問題と仕事関係先との問題とにわけると整理して理解してもらえやすいような気がします。

まず気分。
日曜日営業は、生来日曜日は休み、という感覚からすると、一見損と思えるかもしれませんが、日曜日は、マイペースが貫けるので、実はよし。
金曜日定休は、オフの外出が空いているなど、よし。この点、実は、当初から、平日に休めるメリットを狙ってたというか、平日に休みたかったというのが本心であったりする。

マイペースが貫けるというのは、同業や営業など仕事関係先から電話がなく、静かで、外出もなく一日事務所詰めで、来客と起案に集中できるということ。これに対し、平日は、一日のやることが常にバタバタで出たり入ったりや、不規則な電話・FAX・メール対応等、やることが細切れでマイペースが全く貫けないので。

一方、仕事先との問題。
定休の金曜日は、電話かけるうけるをしないしできない(なお、電話は営業している大船事務所・辻堂事務所に転送される)し、裁判所などには行けないし行かない。
日曜日は日曜日で、これら仕事関係先は定休だから、こちらからのアクションができない。

このことは、辻堂事務所を土曜日営業にしていたから、折り込み済みではあったものの、要は、仕事関係先との関係では損。

結局、気分は得・仕事関係先とは損。
ゆえに、プラスマイナスゼロで、対価的均衡は保たれている、というのが個人的感想になります。

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by ofuna-law | 2015-06-26 09:10 | 仕事術 仕事感

目から鱗の作文技術

1 木下是雄著「理科系の作文技術(中公新書)」

司法試験時代、先輩弁護士から、論文の文章作成の参考になると勧められて読んだ。
目から鱗が落ちる技術が満載。ひたすらまねた。

詳しい内容はもう忘れたが(身にはついているはず)、特に「トピックセンテンス」という技術は忘れられない。
一文のテーマ・その一文で一番言いたいこと、それが、トピックセンテンス。
これを、前へ前へ出す。出せば出すほど、その一文で読み手に「何を伝えたいのか」を先に知らせ、その後何が書かれるのかを予測でき、一読了解に繋がるというものだ。

本のタイトルは「理科系」だが、法律論文にもあてはまり、とても有益な本である。
なお、合格後、司法修習中の教官からも勧められた。それほど、当業界内では有名な本だと思う。

2 今年は色々と「削る」に挑戦しており、ブログの整理整頓や事務所HPリニューアルに取り組み、これらの文章を、できるだけ簡にして要を得るよう推敲している(まだまだ未熟だが)。

そこで参考図書を探して見つけたのが、野内良三著「日本語作文術(中公新書)」。

この本も「トピックセンテンス」の技術など、論文作成術が記載されるが、論文以外の作文技術も厚く、「削る」趣旨に合うものでは、「文節は長い順に並べる」のほか、特に目を引いた技術が「論文は名詞(主語)中心構文、そうでない文章は動詞中心構文で書き、両方を双方向的に書き換えられるようにする」というものだった。
by ofuna-law | 2015-04-28 08:48 | 仕事術 仕事感

ここのところのあれこれ

1 仕事の状況

親しい知人にも覚えてもらえないですが、辻堂は「土曜日終日営業」。
ですので、日月祝がおやすみです。

仕事は、離婚、不倫の慰謝料請求、婚約破棄の慰謝料請求等の男女問題が多数。その他、相続と交通事故です。

ちなみに、「弁護士は、人間関係のトラブルを解決する仕事。人間関係には、組織から個人間までいろいろある。中でもその縮図は男女関係。男女関係のトラブルを制するものは人間関係のトラブルを制する」と感じます。

2 仕事効率化

スマホで「CamScaner」というアプリを使い倒しています。

気になった記事のスクラップするだけでなく、外出先で直した起案や手書きメモ等をスキャンして事務所に送れば、事務所がパソコンで直したり打ち込んでくれますから、パソコンいらず。スマホだけで十分。 

「gmail」は、当法人の「@prof-law.com」自体がその独自ドメインサービス。携帯キャリアのメールのみならずすべてのメールをスマホで確認できる環境にしています。
起案等もPDFを添付してメールしてもらえば、外出先で手書きメモで添削。それを上記「Camscaner」でスキャンして返送します。

添削量が多いときは、印刷しますが、その際は、ローソンに行き、「PrintSmash」というアプリでコピー機から印刷。その印刷用紙に添削を書き込んで、やはり上記「CamScaner」でスキャンして送信です。

「050Plus」というアプリは、スマホの電話番号のほかに050から始まるIP電話の電話番号がもらえます。だから、個人携帯番号を知らせずに、電話ができます。

「楽天でんわ」というアプリは、LTEで高くなった電話代を節約するアプリ。IP電話回線を使いますが、音の劣化は感じません。

カレンダーアプリは「ジョルテ」。当法人は、Googleカレンダーで弁護士全員のスケジュールを管理していますが、私のスマホでは、この「ジョルテ」にGoogleカレンダーを同期させて表示。オリジナルのGoogleカレンダーよりも、使い勝手がよいです。

あとは、「パスワード管理」というアプリ。いろいろなパスワードを一元管理できます。

3 仕事術

手帳は、「訟廷日誌」という弁護士専用手帳を長年愛用していましたが、辻堂の土曜日営業に伴い、土曜日には「訟廷日誌」が非対応(当然に休みとされている)。
そのため、コクヨの「自分手帳」に変えました。1週間バーチカル式で非常に使いやすい。ただ、紙が薄い。直してほしいところです。

文具として便利になのは、フリクション。ペンも、蛍光ペンも、使います。上記「自分手帳」は、フリクションの中でも、ちょっとグレードの高いビジネス用の「フリクションボールビズ」というのを使っています。
消せて、ペン。しかも、消しゴムのかすが全くでない。ゆえに、便利です。

仕事は、できるだけ、事務局に振りたいもの。もちろん全体は弁護士がしますが。
そのために、1つの仕事を、作業に細分化します。その細分化したパーツパーツの作業なら、事務局もできます。仕事を細分化して事務局に振る。これも経験から得た仕事術です。

また、仕事のファイルは上に積んでいくと、優先順位がわからなくなります。たとえば、タスクがある案件は、そのファイルを以前は机の左側に積み上げていました(こちらから何かタスクをする必要がないものは本棚に入っています)。そうすると、どんどん積まれて、すぐに高さ30センチ近くになります。
どれからやればいいのかを探すのに、時間がかかります。

そこで、積まないようにし、よく見かけるアクリル製でスペースが3つに区分けされた本立てを購入。
ここに、急ぎのものは、普通に縦に立てる。
急ぎではないけど、やらなければいけないものは、90度横にして立てる。
そうするようになり、より優先順位がわかりやすくなったとは思うのですが、今後改善の余地がありそう。

4 読書

積読本はたまる一方(苦笑)。
著名な裁判官や弁護士の自伝的な小説や、時代小説(戦国~江戸)の歴史人物伝、売れているビジネス書などは買っています。

雑誌は読みます。日経ビジネス(経営者向け)、日経アソシエ(仕事術等、いわゆる社内のアソシエイト向け)、ゲットナビ(最新デジ物、家電等情報)は、ほぼ読んでいます。

新聞は、流し読みですが、3誌(日経、朝日、神奈川)。持論ですが、神奈川で弁護士をやるなら、神奈川新聞は必須です。神奈川の情報満載で、裁判関連についても詳しい。朝日は一般教養。日経は経営者あるいはビジネスの勉強のためです。3誌で楽しみなのが、日曜日のいわゆる書評。ここで読みたい本を仕入れて、すぐ「アマゾン」または「楽天ブックス」で買います。

5 趣味

温泉宿泊。箱根湯河原ならば、近いので、たまにですが、1泊へ。温泉は休まります。

ドライブ(車の運転)。仕事頭とは違う頭や運動神経を使うので、いいはずと信じています。仕事の移動も車ですし、休日は少し遠くへ買い物や、それこそ温泉宿に行きます。


by ofuna-law | 2014-04-07 09:15 | 仕事術 仕事感

この頃の私の仕事場

私は、辻堂に拠点をシフトするつもりでいたんですが、いまは大船とを行ったり来たりです。

毎週水曜日の朝は、全体ミーティングがあり、イソ弁3人の担当案件全体の進捗を把握する等してるので、水曜日の午前中は、大船です。

あとは、日中は、辻堂に法律相談の予約が入ると、基本的に私が対応しますから、その日は辻堂です。
土曜日は、完全に辻堂。

他は、来客が大船か辻堂かで行ったり来たりです。

午前中は大船、午後は辻堂とか、逆に、午前中は辻堂、午後は大船とか。

でも、往復はしません。辻堂→大船→辻堂とか、大船→辻堂→大船とか。移動時間がもったいないので(笑)。

午前中に大船の日は午後も大船という場合や、午前中に辻堂の日は午後も辻堂という場合も多いです。

パソコンの遠隔操作や大船のランディスク(nas)に辻堂からアクセスしたり、ファックスをスマホに飛ばしたりして、情報共有化を進めてます。

ちなみに、辻堂には、書籍がほとんどありません。いまは、ほしい文献は、まず記憶に基づいて書籍を思い出して、大船からまず目次をPDFで送ってもらってから、該当部分を指定して、PDFで取り寄せるといったやり方もしています。

まだまだやり方を試行錯誤してます。
by ofuna-law | 2013-03-03 16:07 | 仕事術 仕事感

頭脳労働

最近,遅まきながら,自分が頭脳労働者であることを再認識してます。

例えば,法律相談をする際,相談者から,丁寧に話を聞きます。このとき,失礼があってはいけないため質問の仕方を工夫するほか,相談者の発言をしっかり理解し,整理しないといけません。そして,記録のため,手書きで要領よくしかも具体的にメモをします。これだけで既に頭はフル回転です。

そして,法律相談の特徴は,普通の恋愛相談等の相談とは異なり,法的な解決方法や法的な帰結等,要は,しっかりとした回答をしなければいけないことです。話を聞いて「はいそうですか。大変ですね」では済みません。このとき,既存の知識の記憶を喚起し,記憶では足りなければ条文や文献や判例を参照しながら,当該法律相談に対する自分なりに,しかし,一般に通用するような法的解釈を行い,結論を出して,しかも法律相談の時間内に,明確に回答しないといけません。このときにも頭はフル回転です。

ほかには,例えば,起案のときです。文章を紡ぐにあたり,一言一句表現に気をつけ,文章として,法的に整理し,論理一貫し,しかも,相手方の主張を排斥しながら自説を展開し,最終的には,判決を下す裁判官を説得する文章を起案します。文章を紡ぐなかで,度々疑問が生じたり,法解釈として正しいのかとか不安になったりしますが,そうした場合は,その都度,判例や文献を調査して,説得的な自説として取り込み,矛盾なく展開します。非常に頭が疲れます。

特に,私は,一度考え出すと,自分なりに納得するまで答えを追い求めるタイプなので(弁護士はみなそうだと思いますが),集中してしまい,あっというまに時間が経過します。起案も,あんまり少しずつ書きためるということができず,書き始めると一気に集中して起案します。適宜休憩すればいいのかもしれませんが,なかなかできず,集中時間が数時間かかることが普通です。

こんな感じですので,最近,仕事が終わると(仕事の途中でも),脳みそがちぎれるような,かつ,締め付けられるような,疲れた状態になり,すごく頭が疲労します。肉体労働ではないので,体は元気なのですが,頭だけひどく疲れ,ぐったりとなります。そんなことから,最近,つくづく頭脳労働者だなと再認識しました。

頭の疲れに対する対策としては,法律相談や起案の後,他の法律相談や起案を連続していれないようにはしています。頭を使ったあとは,メールチェックをしたり,ブログを書いたり,事務作業をしたり,頭はあまり使わない仕事や,頭を使ったとしても,法律相談や起案で使う頭の部分とは違う部分の頭を使う仕事をするようにしています。

by ofuna-law | 2011-07-27 12:11 | 仕事術 仕事感

昨日と今日の起案

法曹(弁護士,検事,裁判官)が,裁判書類等書面を作成することを「起案」と言います。

実は,最近,起案が少し溜まり気味です(ただし,切羽詰まってはいませんので,あしからず)。

私は,起案する際は,原則として一気に最初から最後まで書くタイプです。
そのため,起案には,まとまった時間が必要となります。

日中は外出又は来客のため,また,夜は残業したくないため,いずれもまとまった時間がとれず,結局,まとまった時間をとるには,休日しかないという感じです。

昨日は,秋分の日で事務所はお休み。
午前中は,母方の祖父母のお墓参りに行きました。
その後,夕方から事務所に出て,3時間仕事すると決めてデットラインをもうけ,実際に3時間だけ仕事をしました。
まとまった時間がとれたので,雑務を済ませた後に,起案が2件(自己破産の方2名の「破産に至る経緯」についての報告書)終わりました。

今日は,午前中は起案しようと空けていたので,午前中に,起案が1件終わりました。
この起案は,民事裁判の「準備書面」といって,私の依頼者の言い分ををまとめ法的に構成して主張するという書面でした。

起案は,簡単なものだと全然ストレスを感じないのですが,長いものになると,まず最初からして,取りかかるのがストレスで,やる気を出す工夫をしないと始められません。
そして,起案中は,集中的に頭を使うので,1件起案し終えると,頭がオーバーヒートして,ぐたっと疲れます。

なかなかスタートできない起案について,私が工夫していることを書きます。

1 まずは,やる気が出るのを待つ。

  やる気が出ないときに出すことはできないので,バイオリズムでやる気の波が来るのを待ち,やる気が出ているときに,起案を一気にやるようにします。でも,実際は,提出期限が間近になり,おしりに火がつくと,やらねばという気持ちになるのがいつものパターンです(笑)。

2 起案以外の仕事を先にやり,満を持して起案にとりかかる。

  起案中に雑事にとらわれないよう,起案以外の仕事は先にやるようにし,もはや起案しか仕事がないという状況にして,満を持して起案にとりかかると,かなりスムーズに起案に入れます。

3 やることを分解して細かくし,1つ1つ進めていく。

  長い起案となると,目標が大きいことからやる気がでないので,あえて分解して細かくし,1つ1つ進め,次第にハードルを高く上げていき,最終的に起案ができるようにしています。例えば,当事者の氏名や事件番号,文章の構成,項目立て,骨子,内容,というように分解して徐々に進めます。

こんな感じです。

by ofuna-law | 2010-09-24 14:52 | 仕事術 仕事感

湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ


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