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大船法律事務所 辻堂法律事務所 平塚八重咲町法律事務所の某弁護士の述懐

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湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ

カテゴリ:・刑事事件 裁判員裁判( 14 )

少年審判結果への抗告

先般,少年審判で,少年院送致の長期という審判が下されたのですが,少年が少年院に行くとしても短期という不服申立ての意向を持っているので,抗告をすることになりました。

少年事件は,年間5~6件位経験しますが,抗告は初めて。
手続等を調べて,抗告申立書や趣意書を起案します。2週間以内です。

by ofuna-law | 2011-10-27 09:30 | ・刑事事件 裁判員裁判

保釈

勾留されている被疑者が,起訴されると,被告人となりますが,起訴後も原則として勾留が続くため,とりあえず勾留から解放させる制度が,保釈です。その際,逃亡等しないよう担保するため,裁判所が決めた保釈金を納めることで,実際に保釈されます。

最近,薬物犯で再犯のため実刑の可能性大の被告人から,保釈を頼まれ,許可されるか厳しいとは思ったのですが,主として服役準備を理由として保釈申請をしたところ,保釈金300万円で保釈決定が出ました。

被告人の親族が300万円を工面できるとのことなので,明日,その方と一緒に裁判所に行き,保釈金を納めてきます。
その足で,勾留されている警察署に行き,一緒に帰ってこようと思っています。

保釈されると,在宅で裁判手続(刑事の場合は公判)が進み,判決で実刑が出たら,収監という流れになります。
今回は実刑の可能性大のため,心配してますが,とにもかくにも同種の再犯ですから,本人の刑事責任を償うためにも,薬物犯罪の抑止のためにも,実刑は覚悟しないといけない事案だと思っています。

by ofuna-law | 2011-10-25 15:07 | ・刑事事件 裁判員裁判

裁判員裁判

今日から,約1週間,裁判員裁判です。

ちなみに,私は裁判員裁判は3件目。
実は,4件目も半年後に控えてます。
経験は,まあまあ多いほうなんじゃないかと思います。

裁判員裁判は,事前の準備が大変です。

特に今回は,弁護側の証人が3人もいるんで,あともちろん,冒頭陳述や,冒頭陳述メモや,パワーポイント等を作成しないといけないんで,先週末からの追い込みがきつかったです。

裁判員裁判では,検察官が,パブリシャーやパワーポイントを駆使して,ものすごい完成度の高いプレゼンをします。
なので,ちょっとでも負けないようにしようと,気をつけてます。

特にパワーポイント。
普段使わないから,ものすごく手間がかかります。
そして,テクニックがないので,手間をかけた割に,見栄えがよくない(苦笑)。

昨日は,日曜日でしたが休日出勤して,最後の追い込み。
22時までパワーポイントを作成していました。

では,今日から約1週間,頑張ります。

by ofuna-law | 2011-09-12 08:57 | ・刑事事件 裁判員裁判

3件目の裁判員裁判

年末に国選弁護人になり,先日,起訴(公判請求)されて,裁判員裁判に付するという決定が下された重大殺傷事件に取り組んでいます。

裁判員裁判の場合,弁護士が1人ではなく,複数で選任されます。
今回は,当事務所の勤務弁護士の山野先生が追加選任され,私と2人で,来たる裁判員裁判に臨みます。

これから公判前整理手続という,争点整理の手続を数回して,約半年後に,3~4日の連続開廷で,裁判員裁判の本番となる予定です。

私は,今回で裁判員裁判は3件目。
制度始まって3年目で,1年に1件のペース。まあまあの経験数ではないかと思っています。

わかりやすく,よりわかりやすく,とはこれまで思って過去2回やりましたが,今回は3度目の正直。
さらに頑張ってわかりやすい公判活動をし,最終的には,妥当な判決をいただきたいです。

by ofuna-law | 2011-01-25 17:20 | ・刑事事件 裁判員裁判
初めての経験でお恥ずかしいですが,勾留執行停止が認められたので,ご報告を。

勾留の執行停止とは,勾留の執行を停止して被告人(被疑者)の拘禁を解く制度です。

似ているものに保釈があります。保釈は,起訴後の「被告人」についてのみ認められます。
が,勾留執行停止は,保釈と異なり,「被疑者」についても適用があります。
また,保釈の場合,保釈保証金(保釈金)が必要です。
が,勾留執行停止は,保釈と異なり,保証金は不要です。

勾留執行停止は,「裁判所が適当と認めるとき」に認められます(刑事訴訟法95条)。
利用される場合は,被告人(被疑者)の病気や怪我の治療(入院)や,出産,近親者の危篤,死亡等の場合が多いとされてます。

国選弁護をする被告人に,近親者の危篤等があり,まずこれを理由として,保釈の申請をしたのですが,捜査段階で容疑を一部否認していたことなどから,保釈が却下。
その後すぐ,その近親者が死亡したため,通夜・告別式参加を理由として,勾留執行停止の申請をしたところ認められ,通夜・告別式のある2日間だけ,勾留が停止されました。

2日目の夜に,自ら勾留場所に出頭して,再び勾留。

保釈は全く認められなかったのに,勾留執行停止はすんなり認められました。
それぞれ違う裁判官が判断したのですが,勾留執行停止をすんなり認めてくれた裁判官は,人情をわきまえてくれたと思いました。
ただ、保釈は判決が下りるまで効力があり,拘禁が解かれている期間が長いです。そのことの考慮も入るのだと思います。

by ofuna-law | 2010-06-02 09:59 | ・刑事事件 裁判員裁判
共犯者がおり,それは別起訴となっている刑事事件で,その共犯者が示談した場合の示談書や,その共犯者が当方被告人に有利な証言をしている場合の裁判官面前調書等を見たいとか,謄写して証拠にしたいと,先般から考えていたところ,「書類の取り寄せ」という方法があることを知りました。

刑事訴訟法上,他の事件の公判記録の閲覧謄写については,明文上規定されていません。

しかし,刑事訴訟法279条というのがあって,これは「裁判所は,検察官,被告人もしくは弁護人の請求により,または職権で,公務所または公私団体に照会して必要な事項の報告を求めることができる」と規定されています。

この規定を拡張解釈し,実務上の慣行として「書類の取り寄せ」ができることとされており,別裁判体の共犯者の刑事記録を取り寄せて,閲覧謄写ができるのです。

今般,これを使い,共犯者の刑事記録を閲覧し,一部を謄写しました。

最初は打つ手を知らず,いろいろな弁護士に尋ねたり,書記官に聞いたりしたのですが,「書類の取り寄せ」というアイデアを知ることができませんでしたが,石井一正著「刑事実務証拠法」に書いてあり,このたびこの手段を使ったわけです。
by ofuna-law | 2010-03-26 08:31 | ・刑事事件 裁判員裁判

初めての被疑者国選

被疑者国選制度が,今年5月21日から,拡充され,基本的に全ての被疑者に,被疑者(捜査段階)に国選弁護人が選任されることになりました。

今週は初めて担当者名簿に載る週で,昨日夕方,打診があって初めて1件選任されました。

来客対応が続き多少疲れがありましたが,早い初回接見が必要なので,頑張って某署に赴きました。
雨がすごく道のり大変でした。

薬物犯の自白事件で初犯。ゆえに,執行猶予見込であるなど,伝えました。

被疑者国選制度の拡充で,多数の被疑者に国選弁護人が集中接見し,警察の接見室が混雑するという状況も生じるとの情報がありましたが,大丈夫でした。
・・・・
今日午前中は,鎌倉簡易裁判所で民事事件の期日に出廷(2件)。午後は,来客対応中心です。

今,海音寺潮五郎著「武将列伝-戦国揺籃編」という小説を読書中です。
かなり読みにくく,読み進むのが大変です。
読み始めたので,他の本はお預けにし,まずこの本を読了するつもりです。

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by ofuna-law | 2009-05-29 09:01 | ・刑事事件 裁判員裁判

裁判員裁判

裁判員裁判の実施が迫ってきました。

平成21年5月までに,全国の地方裁判所で,裁判員裁判が実施されます。

制度の趣旨は,国民の刑事裁判(民事裁判ではない)に対する参加を求め,国民にわかりやすい司法・信頼される司法を目指すことにあります。

1つの事案につき,裁判官が3名,裁判員が6名の,合計9名で裁判体を構成します。

裁判員は何をするのかというと,他の裁判員及び裁判官とともに,
1 公判立会
2 評議・評決
 ① 有罪・無罪の判断(事実認定)
 ② 有罪の場合,どのような刑にするかの判断(量刑)
3 判決宣告の立会
をすることになります。

あくまで事件ごとの選任であり,かつ,少しでも裁判員の拘束時間を短縮するため,最大でも連日開廷で5日間程度と言われています。

日当が出ます。その金額はネットで検索すると正確に分かると思いますが,私の古い記憶では1日7000円程度との覚えです。

裁判員対象事件は,刑事裁判のうちでも,一定の重大事案に限ります。例えば,
1 殺人罪
2 強盗致傷罪
3 傷害致死罪
4 現住建造物等放火罪
5 身代金目的誘拐罪
などです。

裁判員の選任は,有権者の中からくじで抽選します。
選ばれる確率はというと,年間で裁判員裁判対象事件数を250件と想定した場合

  神奈川県民約700万人
     ↓くじ
  裁判員候補者名簿に登載(1事件50~100名) 12500~25000人
     ↓くじ
  裁判員候補者の決定(250件×6名) 1500人
     ↓呼出
  選任・決定 1500人/700万人→0.02% 4666人に1人の確率

となります。

こうして選ばれたとしても,やむを得ない理由で裁判員ができない方もいると思います。
すなわち,辞退ができる場合もあり,例えば,
1 70歳以上の人
2 学生,生徒
3 やむを得ない事情(重い疾病,介護,葬式等)
などの場合は,辞退ができます。
      
裁判員裁判用法廷には,書画カメラやパソコンのモニターなどが整備されています。
これは,これまでの書面主義を脱却し,裁判員ひいては傍聴人に証拠や検察官・弁護人の主張がわかりやすいように,パワーポイント等を使ったプレゼンテーションやわかりやすい口頭説明を要求しているものと言えます。
弁護士会でも,裁判員裁判用にプレゼンテーションの講義が開催されたりしており,変化の時代を迎えていると言って過言ではありません。
by ofuna-law | 2008-10-01 11:51 | ・刑事事件 裁判員裁判
身内や知人が突然逮捕・勾留・起訴されたら。

逮捕後1~2日は面会(接見)はできませんが,弁護士なら面会(接見)ができます。

勾留後,接見禁止処分という決定がなされる場合がありますが,その場合も,一般人は接見ができませんが,弁護士なら接見ができます。

しかも,一般人の接見の場合,接見室に見張りの警察官・刑務官がいるので,自由な会話に制限がありますし,時間も15分程度しか許されませんが,弁護士の接見の場合は,被疑者・被告人とマンツーマンで見張りの人なしに24時間いつでも必要十分な時間(極端に言えば,時間無制限で),自由な接見ができます。

その他,弁護士がつくと何より本人が安心するというメリットのほか,たとえば,被害者のいる犯罪であれば,被害者との示談交渉に早期に着手する(無事示談がまとまれば釈放される可能性もある)等のメリットがあります。

by ofuna-law | 2008-09-26 17:36 | ・刑事事件 裁判員裁判

少年事件

少年(20歳未満)の刑事事件を「少年事件」と言います。

少年なので,地方裁判所ではなく,家庭裁判所が手続を主宰し,家裁調査官(マンガ「家裁の人」などで有名です)や少年鑑別所の職員が,少年や保護者らと関わり合いを持ちながら,手続を進めていきます。
弁護士は,付添人(ただし,少年が少年鑑別所に送られるまでは弁護人)として,手続に関与します。

先日ブログにも書きましたが,先日,少年事件が立て続けに2件,所属する横浜弁護士会から依頼があり,引き受けることになりました。
それと,当番弁護士から引き続いた少年事件を1件依頼され,引き受けることになりました。
したがって,現在,全部で合計3件の少年事件を手持ちしています。

私の自己最高記録です。
否認事件や共犯事件など仕事が大変な事件であれば,到底1人では耐えられないのですが,イソ弁が来て,最近戦力になっているので,その分,余力?があり,頑張っています。

少年事件は,少年が,自ら更生しようと自覚してくれると(それを促すのが弁護士の仕事の1つとなります),やりがいがとても感じられます。

by ofuna-law | 2008-06-17 14:20 | ・刑事事件 裁判員裁判

湘南に3つ ―大船(鎌倉市)・ 辻堂(藤沢市・茅ヶ崎市)・平塚八重咲町―法律事務所を置く 弁護士法人プロフェッションの いち弁護士が 思いや出来事を時々つづるブログ


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