新人への言葉-努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る-井上靖
「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」は、芥川賞作家の井上靖(明治40.5.6~平成3.1.29)の名言。
なお、井上靖作品は沢山ですが、チンギスハーンを描いた「蒼き狼」がお勧め。高校時代に読みました。ゲームにもなりました。
この言葉を知ったのは最近です。身につまされたのは、最近そういえば不満を語ることが増えているということ。
これに対し、こう見えて、高校大学時代や司法試験を目指し合格するまで、その後司法修習生、検事、勤務弁護士のころ、さらに独立してから数年は、内容こそ時々異なれ、希望(目標)を語っていたと思います。
この名言によれば、希望を語っていれば努力していて、一方、不満を語っていれば怠けているということになります。
翻って、不満を語るのが増えた最近は、努力を怠っているのでは、と反省の機を与えられました。
この名言の解説には「怠ける人より努力する人が結果を出すのは明らか」という言及もありました。
しかし、個人的には、「結果」ではなく「過程」こそが問題だと思います。希望を語るような生き方のほうが不満を語る生き方のほうがよいと思うのです。
また、意識すべきは、努力しているのか怠けているのかという点でもなく、要は、「語っているのが希望(目標)なのか不満なのか」だと感じました。
折に触れ、「不満を語っていないか、希望を語っているか」を自問自答したいと思った次第です。
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